2017-08

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セル関係の新譜



   
 上の写真は12月14日に発売となった、タワレコ扱いのCD商品のうち2点。   
 手前(右下)のはオーマンディ/フィラデルフィア管によるクリスマス曲集なのであるが、カップリング/ボーナストラックとしてセル/クリーヴランド管の演奏による「ひいらぎ飾ろう(ひいらぎで広間を飾ろう)」、「もろびと こぞりて」、「パタパン」も収録されている。編曲者は、前2曲についてはハーシー・ケイ、「パタパン」についてはジェームズ・ゴールウェイ。   
   
 CDパッケージ裏面の記載によればこれら3作品の録音は日本初発売とされているが、筆者の手許には「もろびと こぞりて」を含むCBS・ソニー(国内盤)のクリスマス・アルバムLPがある・・・但し、何かの特典盤として「価格」を付けずに出回ったものかも知れない。   
 また、「パタパン」が世界初CD化であると表記されているが、これが収録されたCD(輸入盤)もある・・・但し、今回発売のものと比べて演奏時間は短くて、編集カットがされてしまっていたのであろうか・・・逆に言えば、今回登場したものこそが「ちゃんとしたもの」であるのだろうか。   
   
   
 一緒に写し入れたCDはヴィヴァルディの「四季」その他をオーマンディ/フィラデルフィア管その他がレコーディングしたもの。 「四季」はジャン・フランチェスコ・マリピエロの編曲によるもの(編曲とはいえ、管楽器なども交えたフル・オーケストラ・ヴァージョンになっていたりはしない・・・一応、念のため)。   
   
   
 (追記その他)   
 ヴァイオリン・ソロは、「四季」についてはフィラデルフィア管コンサート・マスターのブルシロウ(ブラシロウ)、また、2つのヴァイオリンための協奏曲4作品ではスターンとオイストラフ。   
   
 「20世紀の或る時期以降、バロック音楽、さらには中世・ルネサンス期の音楽にも目を向けられるようになったことは高く評価されるが、しかし、トンデモ演奏が横行していたことも事実である。そこでは古式ゆかしき音と演奏への配慮・敬意が欠けていたのである。ヴィヴァルディやバッハの時代、いや、もっと時代が下ってからの頃に関しても、当時どのような音楽が流れていたのか、どのように音楽が奏でられていたのかに思いをはせるべきであって、演奏行為にあたってはその当時の忠実な再現が図られなくてはいけない。それを怠る・失念することは大罪に他ならない」という立場の人たちからすれば、このオーマンディらによる演奏もまた大いに非難されるもののひとつとなろうか。   
 が、しかし、この録音から聴くことの出来る音楽は豊かである。繊細な部分、ダイナミックで肉厚・重厚な部分、スピード感などなどが、音楽の愉悦をしっかりと紡ぎ出し、そして築き上げる。演奏技術にも感心するところが多く、ともかく聴き応えのする内容である。(歌いまわし等に特徴的・個性的なものを感じる個所が散見されるが、それが「編曲」にもとづくものなのか、それとも演奏段階での解釈・創意・ひらめきによるものなのか、もちろん知る由も無い・・・そういう個所にふっと注意を奪われてしまう点もこの演奏の魅力のひとつになっているだろうか。)   
 「ダイナミックさが過剰である、そこがバロック音楽の演奏としては残念なところだ」と感じる聞き手もいるかも知れないが、しかし、その場合はとりあえず自身にこう言い聞かせてみるのもよいかも知れない: 「これはよく知られたヴィヴァルディでなく、アンソニー・ヴァイヴァルディという作曲家の作品なのだ」とか、あるいは、「これは、ヴィヴァルディ作品を、現代オーケストラ(弦楽アンサンブル)のために移植した別個の音楽作品なのだ」等々と。そうすることで、より素直にこの演奏の魅力に浸ることが出来るのではあるまいか、そんなこともちらと思う・・・つまり、固定観念のように形成されてしまっている「四季」像にしばられてこの演奏を楽しまずにおく・否定することは、かなり惜しいように思える。   
   
   
 ・・・・・・・・・・・・   
   
   
 (アメリカ人に限らないが、しかし、)それにしてもアメリカ人は12月になると本当にクリスマスを楽しむ気分に浸るのだなと感じ入ったのは随分と昔のことである。   
 職場でも、デスクやサイドデスクなどには届いたクリスマスカードを並べ、ちょっとした飾り付けなどもする。そしてクリスマス・ソングなどもしばしば口ずさむ。ほか、休憩時間にクリスマス・ソングのCDやカセットテープを聴いていたり。もしも日本において、大人があの有名な歌(童謡?)、「あと幾晩を寝ると、正月になるのかな?・・・」という意味合いの言葉で始まるあの歌をそうしばしば口ずさんでいたりすればこれはちょっと珍妙なものと映ろうけど、アメリカにはちょうどそんな具合にクリスマス・ソングを楽しんでいる大人がたくさんいるものと思える(もちろん信仰心や宗教的バックボーンもあろうけど)。   
 というわけで、オーマンディ/フィラデルフィア管の演奏によるクリスマス曲集も、アナログ盤が登場した頃から随分とヒットした(売れた)ものと想像される。   
   
 下のは、かなり昔のこと、11月末から12月13日にかけてアメリカへ出張したときの航空券コピーその他。このときの出張でも、アメリカ人のクリスマス好きを思い知らされた。   
 なぜにこのような古いものをとってあったのかと言うと・・・。この出張があったために、受けなくてはいけない「社内研修」には不参加となったのである。参加しなければ自動的に昇格も1年遅れる扱いとなる筈のところを人事部長その他の特別の計らいで「お目こぼし」というか、ま、研修不参加について不問に付された・・・もしもその後に何かでケチがついたときには「あのときは、やむをえぬ事情があったのだ」と主張するための証拠として保管し、それは今なお手許に・・・もはや捨てても差し支えなかろうが、かさばるものでもないし保管したまま。   
   


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