2017-04

Latest Entries

雑記



   
 (↑)写真のDVDは、マゼール指揮NYPが某国の首都で公演したときのもの。この映像は来月発売の或るDVDセット商品にも収録されるからであろうか、こちら単品のDVDをようやくにして格安購入することが出来た(残念ながらマゼールのファンではないため、これまでは特に買う気にはなれなかったのだ)。   
 もちろん音楽鑑賞の対象としても考えたわけではあるが、一種の歴史資料その他として観ておきたいような気持ちがあった。コンサートが実現するにはそれ相応に経済的・金銭的負担も要したわけだが、それがどう役立ったのかという評価は難しいものがある。今日に至ってはこの某国はミサイルまで発射しているし。  
   
 「音楽は人々に勇気を与える・国境を越える・平和をつなぐ」とか「スポーツは人々に勇気を与える」等の言葉について、それがウソだとまでは言わないが、どこか大袈裟とか、胡散臭いとか、欺瞞があるなどと考えてしまう筆者なのである。   
 ザルツブルク音楽祭は、或いはバイロイト音楽祭は100年後にも続いているか?・・・「続いていて欲しい」とは思うけれども、「続いていない、無くなってしまうという事態に至っても驚かないだろうな。そういう事態を自分は受け入れられるであろう」と考える音楽ファンは多いと思う。ところが、オリンピック・パラリンピックは100年後にも続いていると思うかどうかとなると、大抵の人たちはイエスと答えることであろう・・・この、オリンピック等が未来永劫続くイベントである、そうあるべきと考えることは、筆者からすると「固定観念にとらわれている状況」なのである。オリンピック等は神聖である、長い歴史があってそれを絶やしてはいけない、絶対の必要物である、盛大なイベントとしなくてはいけないと思い込むものだから予算も膨らみやすく・・・ま、筆者としては「生まれる経済効果」のほうに価値を見出す・・・話が脱線してしまった。   
   
 上のDVDで・・・聴衆には外国人の姿も見受けられるが、それ以外の、つまり某国の国民である聴衆のそれぞれの階層、職業、家庭環境・生活レベルなど気になるところである。地理的な面も含め、やはり「限られた人たち」しかこのコンサートを聴く機会には恵まれなかっかものと想像するが。   
 演奏中に退屈した顔を浮かべる聴衆も見られたりする。もうあと少し拍手が遅めに出てもよいのになと思えるところもあったが、「トンデモ・フライング・ブラボー」のようなものも無く、マナーは良好と感じられた。   
   
   
 コンサート映像のほかに、ドキュメンタリーとして現地マスタークラスでNYPメンバーが指導する様子など少し紹介されているが・・・インタビューで学生に向かって「ジュリアード音楽院を知ってますか?」と尋ねたところで、その学生の向こうにいる男性が振り返り、会話のやりとり・成り行きを気にしているような様子が見受けられ、そこが印象的であった・・・海外留学などは亡命につながる可能性もあろうからその辺りに危惧・不安を覚えたのであろうか・・・しかし、インタビューされた学生の側は全くもって模範的な受け答えをするのであった。   
   
   
 ・・・・・・・・・・・・・・   
   
   
   
 暗殺された大統領の娘がやがて自身も大統領になったところが、しかし、その彼女もまた暗殺されるという「数奇な運命」というものがこの世にはあったりはせぬか・・・予感というのでなく、しかし、そういう可能性も考えておくべきであると筆者は思い続けて来た。そのとき、日本が拠出したカネに対応する、「像」撤去の問題、「今後は蒸し返さない」との約束はどうなるのか、あるいは、撤去について「努力」以上のもっと踏み込んだ対応を約束させることは出来ぬのか等の懸念もあった。   
 暗殺という物騒な事態には至っていないが、日本との約束がひっくり返される懸念は増したとは言えようか。   
   
   
 某大国の、その政権の頂点に立つ者とて、何かの理由で失脚する可能性が無いとは言えまい。そのとき、経済協力とセットで日本が寄せた期待はどうなってしまうのだろうか? 島はちゃんと戻って来るのか?   
   
 ・・・などなどの不安を、どうすればよいのだろう。   
   
   
 ・・・・・・・・・・・   
   
   
 酒が入っていようとシラフであろうと、相手が年上であろうと年下であろうと、自分の管轄外・専門外のテーマについても以前は真面目に議論を交わすこととしていた。但し、軽めにというか、熱くならない程度に。   
   
 しかし、最近は、何かを尋ねられたりしたときなどに「うーん・・・そうだなあ、それは難しいなあ/簡単なことではないなあ」などと応じて、こちらの考えていることを言わないようになっている。   
 どうも昔から、自分が何かを発言すると、それを相手が納得して、こちらの意見どおりに事が進んでしまうことが多い。それを、かつては嬉しいことと感じ、また、得意にも感じていたが、最近は「怖いことかも知れない=大事な問題については、その結果や顛末について当方が責任をとれるわけでないし」とか「こちらの先入観や固定観念、古い感覚を押し付けることになって、世の中の、或いは社内の変革を妨げることになるやも知れない」などと危惧するわけである。(とはいえ、「変革」はことごとく善であるとも思っていないが。)   
   
   
 ビジネス(商売・交渉)関連のことはおいておき・・・。そう、たとえば人事・労務関連の事柄はこれまた専門外である。しかしながら、そういう部門の人からこんな話題を振られる:   
   
 「公平な採用って、改めて考えてみて、どういうことでしょうね?」   
   
 「残業時間を減らすための新たな施策として何が考えられるか?」   
   
 「有給休暇の取得推進、育児や介護のための休業をしやすくするために、さらに何をすべきか?」   
   
   
 いずれに対しても、言いたいことはあるのだが、これらのテーマに関しては、参考にならないような答えとか、もしくは解決策と呼べないこと(反対のこと)を述べてしまうであろうから、「うーん、難しいねえ」などと言って結局は口をつぐんでしまうのが最近のことなのである。   
   
   
 「公平な採用」とは、応募者に対し、「不公平な採用をしているな、そのせいで自分は不採用になった」と思わせない程度のことでよろしいのではないかと、筆者は考えている。   
 「そんな軽い考え方では通用しないよ」との意見もあろうけど、少なくとも筆者の考え方は上のような具合である。   
   
 たとえば、応募者2名のうち1名を採用しようとする。ともに成績その他に優劣をつけがたいとする。履歴書やエントリーシートの「趣味・特技」欄について、片方の者は「読書、映画鑑賞、楽器演奏」と記入しており、もう片方の者は「競馬、競艇、競輪、パチンコ、マージャン」と記入していたとする。この場合、筆者が採用責任者であれば前者を採用しようとするであろう。これは、ギャンブル等に対して筆者がマイナス・イメージを持っているからで、たとえそれを偏見と言われようと、やはり仕方の無いことであろうと思う。不採用になった者に対し、「不採用になったのはこういう理由からです」と説明する必要も無かろうし、10人の採用枠に300人応募などというケースでその種の不採用理由の説明などしていられまい。   
   
 昔、或る業界に関しては、親が「持ち家」でないとその子息を採用することはないとの噂があった。賃貸物件に暮らす親の子供は採用してもらえないということになる。これを「親の社会的地位や財産に基づいた差別である」と批判する人もいたが、しかし、その業界では仕事上、ひとりひとりの社員が多額の現金その他を扱うわけで、横領や詐取その他の不正が起きたときには弁済・弁償させる金額もまた大きくなりがちなのである・・・懲戒免職とするか、退職金支給するものとしてそれを弁済に充てさせるか、刑事告発するか等々の検討と同時に、親には「場合によっては家を売ってでも弁済」という協力をしてもらわないといけない。人の採用についても安全を図ることがその企業の、そして、さらにはその株主の利益・安心につながるのではないか。   
   
 「コネ採用/縁故採用はよろしくない」との意見もあるが、一概にそのようには思っていない。ただ、筆者自身、コネによって入社することを嫌悪していたから、コネ入社した者から「自分がどれだけ偉い人・有力者と縁を持っているか」を自慢されたときには心底ムッとなることもあったが。   
   
 「コネ入社組は、就職の世話をしてくれた人の顔を潰すわけにはいかないから、仕事で辛い思いをしても辞めにくい。不人気な土地・支店などへ配属・転勤させやすい」との説が昔はあって、学生時代にそれを聞いていた自分は「コネがあれば優待切符を得たも同然」などとは決して思わなかった。   
 何が何でも営業職を避け、事務職で生きていきたいと思っていた。「営業職=転勤に次ぐ転勤」という先入観を持っていたこと、自分の性格・精神構造と営業ノルマとの折り合いの付け方は難しそうだという予感があったこと、そして、企業では、その中枢部分に属するか、それに近いところに居ないと、経営が傾き始めたのをいち早く察知できない、何らかの経理不正・粉飾など行なわれているのも見抜きにくいと考えていた(沈む船からサッサと逃げるような真似をしないにしても、危険や問題点は早くに知らないと、改善その他、手を打つことも出来なくなってしまう)。   
   
 大学の先輩(卒業生)の「うちの会社はコネ入社組ばかり=そのぶん普通に応募する者にとってはさらに“狭き門”」とか、「うちの会社は仕事がきつい(長時間労働)、体力自慢だった俺ですらきつい。お前、うちには絶対に来るな」等々の話を聞き(後者の企業ではその後、過労による死者も出た)、さて、策を考えて早めに企業に接触を試み(まだ昭和のことであるから手書きの手紙を送った)、3年生の3月には企業から「いまの時期だとゆっくり話が出来ますから、堅苦しく考えずに、いちど遊びに来ませんか、お昼など一緒に食べましょう」という電話を貰うなどして幾つもの会社を訪れるようになった。   
 あの当時お会いしてくださった方々からは「事務職希望というように、若いうちから自分の可能性を狭めてはいけません。営業という仕事は深いものがあります。営業のスタイルは色々で、人それぞれに成功の仕方があるのです。見たところ、あなたもちゃんと大丈夫ですよ。うちの会社では採用後、皆が営業職に配属されます」と言われることもあったが、それでもしかし諦めず各社訪問・・・すると、事務系部門への配属を約束のうえで内定を出してもよいと言ってくれた企業があったから(そういう約束をしてくれるところは珍しかったであろう)、「よし、これで折り合いをつけるのが大人というものではあるまいか。人間、生きて、そしてやがて死んでいくもの・・・不本意と感じない道で生きていくのが幸せというか精神衛生上もよろしかろう」と考えて、志望順位としては第6希望か第8志望くらいであったその会社のお世話になることとし、そして、今に至る・・・歳月の過ぎるのは早いものでもう後期中年オヤジになってしまった(笑)。   
   
 「文系学生の場合、本心では事務職を希望していながらも、営業職希望とアピールしたほうがほんの少しばかりであっても内定を得やすいと考えてそのようにするケースが多いのではないか。実際に営業配属が決まると気落ちする新入社員も見受けられる。困ったものだ」との意見を人事部の人から聞いたこともある。   
 そうなのか? 営業職を熱望していたのに経理・総務などの事務部門へ配属が決まったときに「ショックで目の前が暗くなった」みたくこぼした若者なら何人か知ってはいるが(笑)。   
   
   
   
 長時間残業是正問題についてなどは、自分が意見を述べるとしたらどの程度が適当なのか大いに迷う。   
 というのも、「若手の、20代はもちろん、30代前半くらいまでであれば、月間100時間残業くらい出来るだろう」というのが筆者の本心だからである。たとえば1日5時間残業として、それでも終電には間に合うレベルであろう。それを連日やると月間でもう100時間に達してしまうのである、これを果たしてハードとまで言えるのか。ときには午前零時を過ぎるとか、徹夜のこともありえよう。土日が休みであるとして、土曜だけは月に4、5回の休日出勤をするとすれば、残業時間はもっともっと増える。   
 それこそごく一部の企業を除いては、新入社員でも20代社員でも給与の額は低く抑えられている。稼がせるためにも残業が必要と筆者などは考える・・・それなりに稼ぐ・蓄えるようになると、おのずと「自分も従業員持株会に入ろうかな、それ以外の一般的な株式投資もやってみようかな、ゴールドの積立もしてみようかな」などという気持ちが醸成されるようになるし、それは好ましいことだと、少なくとも筆者は考える。   
 なお、サービス残業は絶対にダメというのが筆者の考えである。たとえ残業時間がほどほどであったとしてもサービス残業があるとすればそれはブラック企業もしくはグレー企業ではあるまいか。しかし、残業時間が多くても36協定と整合をとりつつ、また、キッチリと残業手当を支給していれば、ブラック企業ではないというのが筆者の個人的な肌感覚である。   
 人員に余裕を持たせて残業時間を減らすという策については、そのあんばいをよく考える必要がある。筆者などは若い頃から「仮に自分が窓際族・余剰人員になってしまったらどうしようか」という漠然とした不安を持っていたし、また「会社の業績悪化のときに首キリが行なわれるよりも、厳しい環境下でもやっていけるように従業員数を絞っておくことが結局は安心、残業が多いことをこぼしてはいけない」などと考えて生きて来た。世間でリストラがあれだけ行なわれ、そういうものを目にしていながらも、今、安易に「人員のゆとり」を求める声があがるのをちょっと心配に眺めている(「仕事の効率性」を求めることはよろしいが)。   
   
 「体を壊してからその後に復職するときの安心」も、心の支えとして必要であろう・・・「復職したときに、場合によっては配置替えしてもらえるのに適当な、残業も殆ど無く定時で帰れる職場」も用意されているかどうかは、思い切り働くうえで意外と重要ではあるまいかと考える。   
   



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://szelldocs.blog9.fc2.com/tb.php/980-0f7e4390

«  | HOME |  »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

クラシカルな某

クラシカルな某

クラシック音楽好きです。