2017-08

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意外と、面白い話題いろいろかな・・・

   
 またまた前回に続いて、あの本の内容から。   
   
   
 或る日、著者ブラシロウ氏がオーマンディ夫妻をクルマに乗せていたときのこと。   
 ラジオからはレスピーギの「ローマの松」が流れて来たのであるが、それを耳にしてオーマンディは、「これまで聴いた中で、この曲の最悪の演奏だ」と評し、「ひでえな」とも言った。   
   
 はて、それが誰による演奏なのか一同の気になるところではあったが、ブラシロウ氏としてはその演奏をよろしきものと感じた。   
   
 曲が終り、いよいよアナウンサーの声が・・・。   
   
 「“ローマの松”を、オーマンディ指揮ミネアポリス交響楽団の演奏でお聴きいただきました」   
   
 ・・・(ミネアポリス時代の古い演奏(アナログ盤? それともライヴ音源?)を流していたものと思われるが、)オーマンディは怒り、「このアナウンサーの男、間違っておる。俺はミネアポリスでこんな具合には演奏しとらん。局には放送を通じて訂正謝罪してもらわんとな」と言った。   
 通りかかったレストランで電話を拝借したうえ放送局に抗議するなどということにもなりかねなかったのではあるが、周囲はそれをうまくとりなし、そしてまた、後日の夫人の話によればオーマンディもまた自身の演奏であったことを納得するに至ったようである・・・尤も、夫人からは「きっと、あなたのクルマのラジオの受信状態によって音が歪んじゃったのね」と言われたとのことである。   
   
   
   
 フィラデルフィア管が、合衆国の各地を巡る演奏旅行に出たときのこと。   
 「ペトルーシュカ」を振り始めたオーマンディの様子がおかしいことにブラシロウ氏は気づいた。つい1か月前には暗譜で指揮していたし、今回も指揮台には譜面を載せていなかった。オーマンディは腕を上下に振るだけで、4拍子の標準的な動きすらも出来ずにいるのであった。弦にも木管にも金管にも指示を出さずにいて・・・。   
 氏は、オケが混乱/演奏崩壊を始めていることを察知し・・・そして、その後は無事に演奏を終えるべくコンサートマスターとしての格闘/リードを果たしたのであった。   
   
   
 本の内容の順番(記述順)とは前後してしまうが、オーマンディはこんな意味のことを言ったことがあるそうだ:   
   
 「回転ドアに、あなた、そしてその後ろにハンガリー人という順番で入ったとしても、その回転ドアからは、あなたよりも先にハンガリー人が出て来るのさ」   
   
 ま、この種のジョークはいろいろあるなあ。筆者の思い浮かぶものをあれこれ並べると・・・いや、それをするとやがてはビジネス(ビジネスで失敗しないための、県民性・国民性・民族性ごとの対応方法)みたいな話になってキリが無くなるのでよしておこう。   
   
   
 さて、この本の紹介は今回までとする。他にも興味をそそる話、面白い話が多々あろうかと思う。ペーパーバック版は廉価であり、音楽関係の本のあれこれを読むのが好きな方にはお奨めしたい。   
   

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