2017-09

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雑感あれこれ

   
 カネを賭けたわけではないのだけれども、最近2つの賭け/勝負をした:   
   
   1.東京都知事はいつ辞職するか?   
   
   2.英国の国民投票の行方は? EU離脱を選択するのか?   
   
   
 1についてはニアピン賞ものであったし、2についても勝った。   
   
 ただ、都知事の件については、本人がいずれ何らかの禊(みそぎ)めいたことを済ませて政治家、評論家、コメンテイター、大学等の教員などとして再出発可能なよう、とりあえずは急いで、悪印象を引きずらない演出を工夫しながら辞職するであろうと予想していたのだが・・・「何日に辞職か」よりも、幕引の姿・あり様こそがこちらにとっての最大関心事であったが、期待には反するものであった。   
   
 「このタイミングで辞職とは・・・次の知事の任期が満了する4年後にはちょうど東京五輪で、そのタイミングでの選挙運動や選挙/投票は色々とマズイ」との声も聞かれるが、しかし、今度の新知事が任期を全うできるかどうかも含めて世の中には何が起こるか分からない(極端なことを言えば巨大地震だって起こりうるし、それで五輪の延期・開催地変更という事態に至ることも絶対に無いとは言い切れない)のだから先々のことを心配したって仕方あるまいに。   
   
 個人的には、次の都知事は、五輪に関してだけは「冷淡な人」であるのがよろしかろうと思う。大人げなく五輪を神聖視してしまうことをせず、むしろIOCやJOCや国などに向かって「たかが五輪でしょ。ま、イベントを成功させたいとの気持ちは共有しますからまず治安のことなど万全を考えますが、カネのこと等については“この程度でよろしかろう、あまりゴチャゴチャ言わないで欲しい”という合理的ラインもありますので、その考えのもとで言いたいことを言わせてもらいます」くらいの態度で臨める人がよろしいかと思う。首都東京が対処していかなければならない課題は山ほどある筈で、あっという間に終わってしまうイベントにばかり注力しているわけにもいくまい。多数の課題をコツコツと、しかし意欲的にこなし、欲を言えばアイデアマンでもある人物、改革力を持つ人物がよろしいか。例えば「官僚あがりの人」ということになると途端にけなす人もいたりするが、一定の安心感のある実務家は貴重だ。ま、昨今の芸人みたいな者その他が、せいぜいが「庶民感覚」くらいのことをアピールするだけで知事や議員などになることを愉快に思わないというのが筆者の古めかしい感覚ではあるが。   
   
   
   
   
 以前のこと、「バカ」という言葉を含んだタイトルの或る本が登場したとき、「うーん、刺激的タイトルであるなあ」と思ったが、その本をいまだに読んでいない。タイトルが不快だからではなく、ただ何となく手に取ることをせずにいる。   
 だから本の内容を知らない。その本の内容とは全然違うかも知れないが、「世の中のこと、政治その他、どうも衆愚の圧力が強く働くようになっているな」と感じている。いや、自分自身も衆愚の一員ではあろうけれども、それでも、「長期的視点も持ちつつ、お利口さんの考え方をしよう」、「自分の利益ばかりでなく社会や国や国際関係のことも加味しつつ物事を考えよう」との感覚を欠いてはいけないとの思いは持っているつもりだ。しかし、最近、そうでない人間、ひたすら自分にとっての損得(それも短期的視点での)のみで判断・意思決定する人が増加しているように思う・・・それがまた、支持政党その他を決めることを通して社会や国などに害をもたらしているように思える。   
 厄介なことは、人間、自分の身を不遇なものと位置づけたとき、周囲や世間・世界の利益についてあまりにも目配りできにくくなってしまうことだ。(時には自暴自棄になって繁華街その他で殺傷事件すら起こす人もいる。)   
 アメリカではトランプ氏の過激な考え方にあれほどの支持が集まる。イギリスにおけるEU離脱論もあれだけ盛り上がる。「自分は苦しい生活を強いられているけれども、自分以外の他の多くの国民、そしてこの国全体の利益を考えれば耐え続けよう・・・いつか、自分にも陽が当たるその日まで」という忍耐は苦しいし(幼い頃から接しているであろう宗教もそのへんの救いになってくれないほど無力であるならば、いったいそれら宗教に向かって彼らはどれほど無駄な時間(礼拝その他で)を割いていることか)、そしてもちろん世界経済への影響を心配するような頭を持ち合わせていないからEU離脱という選択に光明ばかりを見出してしまう・・・そんな人間が多いに違いない・・・そういう読みで、冒頭で触れた今回の国民投票についての賭けには勝てた。   
   
 イギリス/大英帝国をあがめる人は少なくないが、筆者、(日本の古い時代のことは棚にあげてしまって)「アメリカは移民と流れ者の国。イギリスも同様、いや、渡来人の集まりの国という表現を使ったほうがしっくり来るかな」くらいにとらえている。そしてまた、イギリスが賢者の国であるとの見方をしていない。EU離脱へ歩みだすことになったのも驚かない。   
 ついでに言うと、東京という都市もまた「流れ者の多い都市、だからバカが多い」ということを30年以上も前から言い続けている。地方で成功をおさめた一族がさらなる繁栄を求めて東京に移るというケースもあってそれはよいのだが、そうでなく、地方で「長男の躾はきっちりと。娘たちも嫁に行った先で笑われないよう躾をきっちりと」という子育てのなか、わりといい加減な躾で済まされた次男以下が進学や就職で東京にやって来る・・・すると自動的に彼らの子供たちへの躾も甘い水準のものとなり、それが代々続く・・・東京は勉学での競争が激しいからお勉強だけはそれなりに出来るようになっても発想・振る舞い・行動原理のあちこちにおかしなところが見受けられる。東京にバカが多いのは、そういう理由もひとつにはあると考えるのだが、さてどうだろう・・・乱暴な仮説であり検証もむずかしそうだが・・・ま、自分もバカである、甘やかされて育った者であることを承知のうえで言っているのだが。   
   
   
 政府が子育て支援を厚くしていくことに猛反対するつもりはないが、ろくに躾をしない(学校まかせにする)親もいるし、自動車内に幼な子を放置してパチンコに興じる親もいたりするし・・・単に子供の数が増えればよいというものではないと思う。   
 そしてまた、「学校教育も充実させて1クラスに先生を2人ずつ配置しましょう」などということも検討されるようになると、今度は児童・生徒は授業中に内職ができにくくなるから、結果、宿題を家に持ち帰ることになって長時間ダラダラ勉強するようになる・・・すると、やがて社会人になってからもスピードを重視しないとか、同時にマルチタスク進行していけないとかの人間が増えていくことであろう。   
 子供たちにとっては勉強するよりもサッカーをしているほうが楽しいからサッカー部に加わることも多い。そんなもので食っていけるのはほんの一握りの人間であることを冷静に考えればよいのであるが、「サッカーに夢中になるのもほどほどで」というスタンスが難しい・・・楽しいし、そして・・・クラブ運営のためには部員は11人、日々の練習試合を重ねるには22人を最低でも要するし、層を厚くするためにはもっと多くの部員が必要になる・・・よって入部は歓迎されるが、それだけの児童・生徒がヘトヘトになるまで練習を重ねる・・・体力づくり・忍耐力涵養に有益な程度を超えてしまうことも多々あるのではないか・・・他へ振り向けたらよろしかろうエネルギーまでも消費させられ、辛うじて残ったエネルギーで読書や勉強をするかというと、どっこいゲームに興じてしまったり・・・。   
   
   
 ああ、脱線をいろいろしてしまった。   
   
   
 EU離脱の手筈をすべて整えるには時間が掛かる。それだけ長い時間、世界をやきもきさせ続けることになる。   
   

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クラシカルな某

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