2017-08

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そんなクルマが・・・

 ここに改めて書くまでもなく自動車産業は厳しい局面を迎えている。   
   
 これを打破できないか?   
   
 日本だけに目を向けてみると、若い人が「自分のクルマを欲しい!」とか「手に入れるならあの車種!」とか思わなくなってしまったことも大きく影響しているだろう。大都市への人口集中が進んでいるなかで、とりわけ若年層におけるそういう人口移動は顕著かと思うのだが、鉄道網が充足している大都市、さらに地下鉄もある中心部や沿線部では、クルマは生活必需品として位置づけられにくくなってもいる。   
   
 ・・・という指摘が当たっているかどうかは分からないが、自動車メーカーは画期的なアイデアを以って現在の苦境を脱しなくてはなるまい。   
   
 さあ、ここで外野から好き勝手なことを言うことにすると、自動車という「商品」のネーミング改革などは検討されねばならない一つのテーマではないのか。   
   
 「スバル」、「アスカ」などの例を除けば、自動車の商品名・ブランドは外国語/それのカタカナ表記というのが基本であったと思う。カローラ、クラウン、サニー、マーチ、ローレル、セフィーロ、ティアナ、アコード・・・。   
   
 このような商品名を、もう、思い切って日本語にしてしまうのは強力な有効手段ではないか?   
 このように書くと、「それじゃあ何かい? “薫風”だの“山紫水明”だの、そういうネーミングにするわけ?」と怪訝な顔をされるだろうが、それは甘い・・・そんなんじゃ、インパクトが足りない。そんなことでは消費者・潜在ユーザーはメーカーの苦境を肌で感じ取り、その足もとを見るだけであろう。遊び心などすら感じさせるものが良い。   
   
   
 たとえばの話、次のような名前にするのだ:   
   
 「泣く子と地頭には勝てぬ」   
   
 (↑)キャッチコピーではない。これを、ちょうど「カローラ」とか「マーチ」とかと同等の、クルマの名前とするのだ。   
   
 当然、ボディーに付けるエンブレムも日本語で「泣く子と地頭には勝てぬ Grand Saloon 」などという具合。   
   
 このインパクトは凄いと思うんだがなあ。   
 英語そのほかの外国語ではない、しかも名詞でなく「文章」というのが素敵だろう。   
 新車を購入したばかりのA子と、その友人B子の間での会話も弾もうというものだ・・・。   
   
 A子:「クルマ、買い換えたの」   
 B子:「え? 何にしたの?」   
 A子:「えーとね、“泣く子と地頭には勝てぬ”にした。カーナビはオマケしてもらっちゃった」   
 B子:「わー、あのクルマ、セレブっぽいよねー」   
   
 ・・・一体どこがセレブっぽいのか分からんと思うのは、それはクルマのデザイン、スタイリングの問題だからここではおいておく問題だが。   
   
   
 ネーミングはどうしても「名詞」か、さもなくば落ち着きのよい熟語、故事成語みたいなものがスッキリしていて好ましいというのであれば、こんなのはどうだろう:   
   
   
 「ザ・プレミアム臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」   
   
 乗り心地に一抹の不安を感じさせるが、斬新なネーミングと言えよう。   
   
   
    
 クラシック音楽の作品タイトルやオペラの登場人物などもネーミングに利用可能なものはあろう。   
 でも、たとえば「マイスタージンガー」だの「ジークフリート」「イル・トロヴァトーレ」などは調子良い響きを持ちながら、インパクトには欠けると思う。   
   
 ここはひとつ、「○○の○○」とか「○○と○○」などの形をとったネーミングが良いと思うのだ。たとえば・・・   
   
 「シャモニーのリンダ」   
   
 「魔弾の射手」   
   
 
 ・・・「最高級セダン、ムツェンスク郡のマクベス夫人」なんていうのも格好よさそうだが、オペラのストーリーを考えたらネーミングする勇気は湧かないわな。   
   
   
 ・・・というような世の中になって、いろんな名前のクルマが街を往来するようになったら楽しかろうなあ。   
   
 A男:「おっ、あのクルマ、かっこいい。あれ何だろう」   
 B男:「知らなねえのかよ。 “幽霊の浜風”。予約しても3か月待ちだってよ」   
   
   
 ・・・ま、妄言である。このようなことにはなるまいし、また、仮にそのようなネーミングのクルマを発売してちっとも売れなくても筆者は責任をとりきれない(当たり前だ)。   
   
   

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クラシカルな某

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