2017-10

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雑記


   
 春闘のシーズンである。  
 先日、それとは別件のことで自分が若かった日のあれこれを思い出すことがあった・・・すると、いつの間にか、やはり若い日のこと、春闘の頃に自分が発した言葉をも振り返ることになった。   
   
 まだ入社3年目かそこらくらいのこと。筆者は労働組合には属していなかったが、それに属している他部署の同期の仲間が「今年はストライキ突入する可能性が高い。戦いになる」と、ちょっと嬉しそうな顔をしていた。   
 実は、それに備えて、管理職と非組合員とで仕事をどうカバーするかの計画が出来ていて、その内容は「うはっ、たたでさえいつも忙しいのに、これはまたキツイ仕事になるな」というものであった。だから、上の同期の仲間の表情に腹が立ってこんな意味のことを言った: 「ストライキなど生じれば物事は滞る。社内事務でもお客さんとの関係でも遅れや迷惑へとつながる。物事は、ちゃんとしたドミノ倒しのごとく一切の滞りなく進まねば気持ちよくない。だいたい仕事というものは趣味とまでは言わないまでも自己実現のため、自分の能力や成長を試す・確認するためにあるのであって、労働条件や貰う給料にああだこうだ言いながら働くものじゃないだろ」と。若いのに随分と気張った物言いであったと思うのであるが、しかし、この感覚は今の時代でも通用するものと思う(しかし、「いや、カネのために働くのだ。そして会社は、従業員に対して労働の対価を支払えばそれでよいわけではなく、生活保証をしなくてはならないのだ」との考えに立つ人がむしろ多いようにも思えてしまうが)。   
   
 同じ時期のこと、労働組合に属している後輩が「今度のメーデー、動員されていて(どこそこまで)出掛けていかなくてはならないんですよ」とグチッた。こちらは忙しくてゴールデンウィークはほぼ連日のこと休日出勤の予定になっていたので、「そんなもん、参加すると一応は言っておいて当日すっぽかせばいいじゃないか。集会だのデモだのはちゃんとした日本人がやらかすことではない。組合との付き合いはそこそこにしておけばいい。メーデーに参加する暇があったら一緒に休日出勤しろよ、ちゃんと休日出勤の割増手当もつくのだから何も文句はないだろ」と筆者は言った。この発言は当時の上司に咎められた・・・ま、当然だが。   
   
 これらのことよりも後年のこと、組合に属する後輩から「今年の賃上げはあまり期待できない」といった言葉が漏れることがあった。で、筆者はこう言ったのだ: 「労働組合の大会があるだろ。毎月のように徴収されている組合費を向こう1年間は徴収ストップして欲しいと発言してみろ。実現すればちょっとだけ手取り収入が増えるぞ。組合は組合員から集めたカネをためこんでいるんだぞ。それはそれなりの理由・備えのためにではあるが、徴収ストップとか、組合員への返金とかを提案できないか研究してみろ」と。   
   
   
   
 ・・・今年は、アベノミクス効果もあって賃上げが実現する職場がかなり増えるのではあるまいか。ただ、あらゆる業界での、また、企業規模にかかわらず広範な職場での賃上げにはまだ至らないものと思う。底力ある好況感は実現しているように思えるのだが、これがもうしばらく持続していくことが求められよう。   
   

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