2017-05

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 ビビンバを  混ぜずに食す  野分かな    
   
   
 ビビンバは、その言葉の意味からすれば混ぜて食べるのが本来だろうし、そのようにしない日本人をむこうの人が目にすれば落ち着かない気分になって「おせっかい」を焼きたくもなるらしい。あちらの国で食べる場合はあちら流にしたほうがよろしかろう。石焼ビビンバはかき混ぜないと食器の後始末も面倒になるらしいから、筆者、口にするときは混ぜることとしているが、でも「ほどほどに」である(根性いれて混ぜたりはしない)・・・混ぜるという行為は、逆に日本人としては「致したくない行為、少なくとも人前でそんなことが出来るか!」な振る舞いであり、その辺の妥協ラインを試されるのだなあ。   
   
   
 だが、しかし、日本の地で食べる限りにおいては、日本人的な食事スタイルに従って食べることは間違いでないと信じるのだ。かき混ぜることについて、日本人の多くは、いや、半数を若干超える程度かも知れないが、そういうことを「美しくない」と感じると思う・・・幾つもの食材・具がのったものをかき混ぜるという行為を。   
   
 玉子かけご飯を、我々はかき混ぜて食べる。のっているのが玉子だけだから許されるのである。親子丼、カツ丼、ちらし寿司を「かき混ぜて食ってみろよ、美味いんだから絶対!」と言われても、たいていの人は拒絶するであろう。(なお、しかし、玉子かけご飯について、筆者はご飯の一部としかかき混ぜない。全体をかき混ぜるとご飯茶碗の内側に黄色いものが付き、食べ終わったあとが美しくないからである。)   
   
 ビビンバをかき混ぜて、むこうの人はそこに「味のハーモニー」を感じているのであろうか。かき混ぜることはせずに、複数の具・食材を同時に口にすることでも或る種の「味のアンサンブル」めいたものを楽しめると思っているのだが、さて、それぞれのケースに関連して、脳の反応がどう違うか、あるいは音楽の嗜好にどんな差異を生じさせるかとか、いずれは研究される日が来るであろうか。   
   
 冒頭の句は・・・台風のことを心配しながら、「このビビンバをかき混ぜたりすれば、目の前のこれもまた見た目が台風みたくなっちゃうよ、それはちょっと」という思いの延長上にあると言えようか。   
   

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