2017-08

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セルの、最近リリースされたCD2点に関して

   
 しばらく前のこと、当ブログではセルの次のような新譜を紹介したことがある:   
   
  1) ルツェルンでの、ドヴォルザーク第8番、ブラームス第1番の、2つの交響曲のライヴを収録したCD。   
   
  2) ケルン放送響とのブラームス交響曲第2番、ストラヴィンスキー「花火」その他を収録した、 Guild レーベルからリリースされたCD。   
   
 このブログでは中途半端なコメントもしたけれども、「レコ芸」誌2014年1月号に簡潔な批評が載っている・・・水色っぽい用紙を使ったページの、海外盤レビュー記事中に上記2点の批評が載っているので関心ある方はチェックを。   
   
   
 ・・・・・・・・・・・・・・   
   
   
 ちょっと前に紹介した、下の画像のラトルのDVDをようやく鑑賞。親の介護で徹夜あけの、疲労を覚えながらもテンションが高いような妙な状態にて観て聴いたのである。   
   
 ラトルの衣装/衣服が好きになれず、そういう思いから何故だか演目最初の(つまり第1曲の)「パルジファル」前奏曲はスキップしてしまった。   
 ブラームスの二重協奏曲、交響曲第4番はともに聴きごたえがあった。   
 二重協奏曲については、粗探しなどしてみようと思ことなしに近日中にあと何回か繰り返し鑑賞することであろう。「懐も深く、そして渋さも満点」というのでなく、映像も伴っているせいか、スリリングさ、活きのよさ、みたいなものが楽しめる。そして、この、こういう作品でありながら、そういう演奏がミスマッチに感じられなかったのである。ちょっと発展途上な演奏であるような印象もあったが、要所要所で「うんっ」と唸りたいものがあった。   
 シンフォニーのほうは、筆者、この曲を聴くときはどうしてもまず自分の呼吸のリズム・深さ浅さを準備・設定し、それに同期して音楽が奏でられているかどうかを確認するような変なクセがあって、この演奏には浸れなかった・・・けれども、ラトルがこういう構え・スケール感・雄渾さ・響き・フレージングから成る音楽を作りあげる人であったとは・・・BPOの性能もよく・・・これまでこの指揮者を誤解していた・・・しかしまた、「たゆたい」や歌いまわしを含め、そして、彫りの深さのあんばい、デリカシーさの現れ方などなどを含め、「実によく、こちらの肌に合う」演奏と感じたわけではない・・・こういうことは、しかし、好みの問題に過ぎないのかも知れない。(そしてまた細部にあまり注意を向けて聴いていないのであるが)、演奏に納得しきれずとも、不思議なことにとても楽しめてしまったこと、事実なのである。   
   


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クラシカルな某

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