2017-06

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雑記


   
 電子書籍の利便性・長所・メリットについて改めて書いてみても、ま、おもしろくない(笑)。   
   
 情報は、あるいは、読み返したい資料は、紙に定着しているのが喜ばしいと感じる人間もいる・・・筆者のように。   
   
 新聞記事、本や雑誌の切抜き、カタログ、ショップのパンフレット・・・そうした諸々のものを或る方式・ルールのもとにストックしていたりするわけだが、「プリントアウトせずに電子データのまま」のものはそこに一体共存させたくても不可能で、一種の区分管理が迫られる。私生活上では深刻な問題を生じないが、それでも、「気持ちの悪さ」というか、心の中に「おさまりの悪さ」を覚えるだろうなあ・・・「だろうなあ」と書いたのは、筆者、今なお「本格的には」電子書籍を利用していないからである(若干の利用はしているが、しかし、それでも、それらを読むハードウェアはPCである)。   
   
 電子書籍は困る。   
 紙媒体の専門書などについてはわりと書き込みメモをするし、また、当然、線を引いたりすることも多い。電子書籍においてそれらの行為が能率的に出来るような機能が付加されるなら、自分にとって魅力は増すであろう・・・だが、メモ書きや線引きなどを、ペンでするのでなくキーボード打ちや、マウスによるドラッグ、ディスプレイへの指タッチなどでするほうが能率的だなどとはちっとも予想できない。      
 或るテーマに関して専門書でチェックするという場合、この本、あの本の関連記述個所にポストイットを貼って、著者/論者の見解を比較するということもある・・・そういう、マルチタスクならぬマルチウィンドウ的な表示による支援が電子書籍リーダーで快適に実現可能なのか。   
   
 また、自分の頭の構造・習性のせいなのか困ったことがある。紙媒体の本だと、「あの件は確かこの辺りに書いてあったよな」という記憶が、そこまでに読んだ(めくった)ページの厚みの記憶とリンクしていることが実に多い。また、「あの件は、見開きで左側のページの中段くらいに書かれていたんだよな」と思いながらページをパラパラめくって「おお、あった、あった、これこれ」とヒットすることも多い。電子書籍で読んだものは、この種の記憶を伴ってくれにくい。もちろん、単語を指定しての電子書籍内検索機能などで解決可能となろうけど、そういう手順・インタフェースが自分にとって心地よいかどうか・・・。   
   
   
   
 上で「雑誌の切抜き」でなく「本や雑誌の切抜き」と書いたが、本(単行本・文庫本)の或るページ・章だけを切り取って保存しておくことは珍しくない。   
 学生時代は、読んだあと特に「手もとに置き続けたい」と思わなかった本については古本屋さんに持って行くことも多かった。その後はそれが面倒になり、不要な本がたまると古本屋さんに引き取りに来てもらうこともあったが、そのようにして「来てもらう」というのは普通は「もっとたくさんの本」を処分する人のすることかなと、いくぶん申し訳ないように思え、かつ、やって来る時間が約束どおりでなかったことに苛立ち、さらにまた、古本屋さんがつける値段の安さにも呆れたので、やがて、不要な本は資源ゴミとしたり、電車の中で読み終えものであれば駅ホームのゴミ箱に投じるようになった・・・このときに、「ここだけは切り取って保存しておこう」というページがあれば、本の見開き角度を270度とかそれ以上にして(当然、背表紙にはシワが寄るし、ホットメルト製本であれば糊にも亀裂が入る)、目当てのページだけを確保する。   
 平成7年頃には、或ることがきっかけとなって駅からはゴミ箱が失せてしまった。そんなことがあっても、通勤の往路で読み終えた本は職場のゴミ置場に、また、帰路で読み終えた本は帰宅途上でコンビニに寄る場合にはそのゴミ箱、そういう寄り道をしない場合は自宅から出すことになる資源ゴミに、というパターンに変化しただけのことである。   
   
 本を、そのように粗末に扱ってよいのかという疑問を覚える向きもあろう。有形物たる本/書籍と、そして、「得るべきものは知識・情報」という発想との関係・・・この話は、気が向いたらいずれ書くことになろうか。   
   


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