2017-08

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ルースおばさんのシンフォニー



   
 作曲家バターワースの作品はそんなに面白いのだろうか? ・・・という関心が生まれ、そして気の迷いで買ってみたCD。   
   
 この交響曲第1番では特に自分の好みのツボを刺激されなかった。悪くもないが良くもないという感じ。巷の人気もどうやら他の作品に対してのものが大きいようであるが。   
 しかし、カップリングされている、ルース・ギップスという女流作曲家の交響曲第2番がとても魅力的だった。心と体に無理なく自然によく馴染むし、「ああ、良いものを手にしたな、聴いたな」という感想に至った。   
 健康的サウンド、スムースな歌、独特の魅力を帯びた叙情と情感の交錯・変転・・・この曲に「絶品」あるいは「最高傑作」などという言葉を冠してみようとは思えないものの、しかし、個人的には、ここ最近に知り、そして巡り合った「佳作」のひとつと思え、このさき愛着が増していくであろう予感を覚えた。   
   
   
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   
   
 学校で教わったのでなく、リンボウ先生こと林望氏の著書の中で知ったことなのだけれど、英国の地名の末尾に見られる "...ton" は「・・・の農場」のような意味合いを持つらしい。また "...chester" は「・・・の城市」ということだそうだ。(これは氏の専門分野・研究成果の話というのでなく、エッセイの中で「或る本にこんな説明があるのを目にしたよ」と氏が述べているのであり、この英国地名の件に万一の誤りがあったとしてもそれは氏の責任ではない。)   
   
 林氏はまた、 "...worth" という地名は「・・・家の所有地」の意味あいだとも紹介している。   
 ふーん。それはそれでいいが、人の苗字に "...worth" というのがあるではないか。たとえば詩人ワーズワースがそうであり、そして作曲家バターワースも。   
 とすると、ワーズワース家の持つ土地が、とてつもなく広大だったり、あるいは景勝地だったりしてそれゆえに新たに地名が出来上がってしまうような場合、その地名は「ワーズワースワース」なんて具合にもなりうるのだろうか?   
 いや、そもそもワーズワースという苗字が、実はすでにして「地名」そのままなのだろうか・・・ワード家の所有地たるワーズワース内に住まっていた祖先が苗字を名乗るにあたって「んじゃ、ワーズワースってことで」とか・・・ "Wordsworth" のスペル内にある "s" は所有格を示すものか? あるいは「ファン・ゴッホ」や「ダ・ヴィンチ」などと同様に、この地に暮らしているならば「苗字というか出自を示すにはワーズワースをくっつける」という慣習なり約束があったのだろうか。そういうことを全然知らないのだけど。「ワード」や「バター」という苗字もどうやらちゃんと存在するようであるなあ・・・。   
    
   

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