2017-05

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雑記


   
 夏の或る晩のこと・・・介護の関係から、親が眠るベッド近くのイスに腰掛けていた。そのうち今度は床にあぐらをかいて座り、そして酒を飲み始めた。しばらくすると眠くなり、そのまま床の上に寝転び・・・。   
   
 目が覚めたときに「あ、体を冷やしてしまったな」という自覚があった。その翌々日くらいに、背中や腕に筋肉痛のような症状が現れた。それはそれはひどい「痛さ」と「かったるさ」を感じた。   
 そういうコンディションのとき、或る街の或るビルへと向かうことがあった。ビルの入り口には(横にスライドするのでなく)向こう側またはこちら側へと開閉するドアが3対(ドア6枚)あった。斜め方向から近づいていった筆者は、いちばん近い(いちばん合理的な選択として)左側のドアからビル内に入る心積もりであった。   
 が・・・自分のうしろに若い男がついて来ていた・・・「(当然のマナーとして)俺がドアを開けたあと、あとに続く彼のためにドアを押さえておかなくてはいけないよな」と思ったのであるが、筆者の背中と腕の痛みはそれすらもかったるく思えるほどにひどかった。   
   
 そこで、筆者はどうしたか? ビルに向かっていちばん左のドアに向かうとみせかけて、不意にいちばん右のドアへと進路を変えた。   
 すると、うしろについて来た男も筆者に続いて「歩みの方向」を変えるではないか。「う、面倒くせえ。俺、今日は腕が痛いしなあ」と思ったものだから、フェイントをかけるようにそのいちばん右のドア前まで進んだうえですぐ左隣のセンター位置のドアに向かいなおした。そうしたら、背後の男はまたもや筆者の後ろを追って来た。結局、自分が開けたドアをその男のために押さえておくことになった・・・ま、ほんの僅かの時間のことに過ぎないが、体に痛みを覚えているときにはちょっと辛いものがあった。   
   
 だけど・・・普通、そうまでして「他人が開けてくれたドア」から出入りしようとするか? 確かに、ドアを開ける(押すのであれ引くのであれ)というのは、ちょいとばかり力が必要ではあるが・・・もしかすると、彼にも何らかの疲労や肉体上の痛み、あるいは身体機能上で自分の思うままにならないところなどあったのかも知れないが・・・しかし、そのような様子はちっとも見受けられなったけどなあ。   
   
   
 ・・・・・・・・・・・   
   
   
 或る居酒屋にときどき現れ、そして筆者と話を弾ませることある板前さんがいる。ここ何年か、彼の勤め先の顧客をはじめ、あちこちに「おせち料理」を納品しているとのこと・・・新聞などでも報じられているが、デパート、スーパーその他が扱う「おせち料理セット」は一般家庭での人気・需要が伸びているようであるし、彼が手掛けるものもやはり同様であるらしい。勧められたのではあるが、結局、断ることになってしまった。   
   
 筆者が年末年始の「鮭」、「ぶり」、「おせち料理」に殆ど魅力を感じないことについては、いつだったかこのブログに書いたような気もするので説明は省略・・・伝統・しきたりに敬意を払うし、そして、他の人たちの習慣・行動にケチをつける気などまったく無いのであるが、筆者自身は「ほかにもっと美味いものがあるわけだし」という気持ちが強いし、さらにまた、「正月の朝だって白いご飯や味噌汁を口にしたい」という思いが強い。   
   
   
   
 東京で育ってしまった人間は、親の故郷がどこであれ、たとえば「ぶり」なら「ぶり」で、けっこうセコい切身を目にすることがあまりに多いものだから「ぶり」を尊ばなくなってしまう・・・というのは、筆者の非常に勝手な理解であるけど(魚の種類が多い、刺身重視の感覚が強いなど、ほかの理由もまた幾らもあろうけど)。   
    
   
 天然もののブリと養殖もののブリをめぐる筆者とその家族の嗜好の相違であるとか、「チリ産・甘塩鮭」、「国産・中辛鮭」をめぐって思うこと等々、色々と書いてはみたいが、時間切れ・・・。   
   
 下のは過日に親のために調理した「ぶり」・・・モノサシは切身の「厚み」に対して当てるべきであったか・・・いずれにせよ、「ぶり」・「わらさ」などのサイズ・厚みについて筆者が「許容最低ライン」と感じるギリギリのところかなあ・・・なお、もちろん、年の瀬の「ぶり」の切身がこんなんだったりすれば憤死するという人たちが大勢いること承知しているし、仮に筆者が「暮れにはぶりを食べなくちゃ」派であれば、やはり似たような気持ちになることであろう。   
   


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クラシカルな某

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