2017-08

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レコ芸についての雑感から

   
 日曜の朝のとても早くに電話が鳴ったから、何事だろうと出てみると・・・それは良い内容の電話だったのだが、ゴルフをする人は休みの日でもこんなに早く起きるんだなあと改めて感心してしまった。   
 すっかり目が覚めてしまい、さて、自分のではない、親たちの「ねんきん特別便」と、不十分な資料とをにらめっこしていたのだが、彼らが「不審である、おかしい」と感じる個所には共通パターンがありうることが窺えた(全件に共通するわけではないが)。これなどは、窓口へ相談に行くのは各人別々でなく一緒とし、そして調査担当するほうも一人で両案件を扱ったほうが、能率のよい解決に向かいそうであるなあ。いや、関係省庁ではすでにその種の「よくある問題パターン」を見出しているのかも知れない。省庁の側での自助努力、いや自己解決というのかな、そういうことを通じて「もっと正確な、ねんきん特別便第2弾」を国民に送付することが出来ないのか・・・しかし、またコストが掛かってしまうが。   
   
   
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   
   
   
 レコ芸10月号は手にしておらず(というか、しばらく前にものすごーく久しぶりに1冊買ったあとはまた買わなくなってしまったのだが)、ネットで10月号の特集タイトルを見たところ筆者個人的には「え? うーん・・・どういう企画なんだ? まあ、何となく想像するところでは・・・」という感想で購入意欲は湧かなかった。ネット上ではまた10月20日発売予定の11月号の特集なども知ることが出来るが、これまた筆者を刺激しない。朝比奈ファンとイタリア・オペラ・ファンには興味を持たれるかなあ。いつだって誰をも満足させる特集内容というのはそもそもむずかしかろうから仕方あるまい。言い換えると、ひとくくりに「クラシック音楽」と呼ぶけれども、その世界は広く、また、興味対象や楽しみ方もいろいろであるし・・・。      
   
   
 世には多種多様の娯楽・趣味があって、そしてそれぞれにとっては「趣味の雑誌」が存在するのはうれしいこと、あるいは心強いもの言えよう。何かに興味を持ち始めたとき、いまやネット時代であるからとりあえずはネット上で何やかやと情報収集したり、にわか知識を仕入れるにしても、それでもなお「雑誌」という有形物のそのページをパラパラと繰り、グラビアを眺め、情報を仕入れ、その方面の権威・専門家・マニアとされる人の解説・意見など読んだりするのは、やはり意味・楽しみがあろう。多様な趣味雑誌は、出版不況にもかかわらず存続・発展していただきたいと思う。「月刊・耳かきコレクター」とか創刊されないかなあ・・・いや、集めてないけど興味はあるので。     
   
   
 で、「レコ芸」誌に話を戻して・・・。  
 タイトルに「レコード」の言葉が使われているが、若い(あるいは年配・中年でも)、ともかく最近になって音楽に目覚めた層にこれがどのような印象を与えるかについて一考の余地があろうと思う。もちろん、前提としては、この雑誌がクラシック音楽初心者(初心者という呼び方はしたくないが、クラシック音楽に夢中になりつつあるフレッシュな心持ちの層)を呼び込む役割をも担うものとして。   
   
 他方、長年のクラシック音楽ファンにとっては食いつき足りない特集・企画が少々目立つような気がする。新ウィーン楽派、北欧音楽、アメリカ音楽などなどに焦点をあてる企画を排する必要はないが、読者にとって「険しい山」「長い道のりの修練」となるものをポーンと投げかけることもあってよさそうに思う。   
 それはたとえばスコアのリーディングであるとか、音楽理論をテーマとするようなもの。音楽評論畑の人よりも、専門の音楽研究者や作曲家、編曲家たちのなかから熱意のある、そして執筆にも長(た)けた人を選ぶ。筆者が素人として思うのは、歌ったり楽器演奏したり作曲したりするのでなく音楽鑑賞を楽しくしてくれるために必要な楽典の知識というものは、実はそれほどにはむずかしくないのではないかということである。或る程度の見切りもつけながらガイドしてもらい(それを専門家は低レベルと見なすかも知れないが)、やがて、誰もが知っていてCDも所持しているような名曲から選んでスコアの解説へと進んでいただくなど。(それ以前に、鑑賞者としても持っていたほうがよいと思えるレベルの、相対音感なりソルフェージュなりの簡易なレッスンがあってよいのかも知れないが。)   
   
 しかし、上のことは「或る号の特集として」のことである。それの続編みたくして、次号からは毎号毎号のシリーズ記事として、しかし力を入れて、いろいろな曲についてのスコア解説、具体的な個所を示しながらの音楽史・作曲史における意義の解説、実際の演奏の対応個所の表示(経過時間にして何分何秒のところ、等)、聴き比べによる解説などしてもらう。演奏のほうは、その曲の定番CDとして持っている人が多そうなものと、最新あるいはわりと最近のCDにおける演奏と、それら両方を示してもらうのがよいのではないか・・・これによってCDあるいはダウンロード音楽の販売も刺激することが出来る。もちろん、レコード会社の好意によって「抜粋」を雑誌付録CDに収録可能ならばそれをありがたいと感じる読者も少なくないであろう。   
 誌面の関係で解説記事中にはスコアはわずかな部分しか載せられないだろうが・・・しかし、この雑誌の発行元はスコアの版・版下をたくさん保有しているからこれをもとに雑誌付録を用意するというテもあろう。著作権関係で改めて手続・交渉する必要も生ずるかも知れないが、そのへんの手間が容易で費用負担の軽微なものから始めてもよかろう。事業部門が相違するゆえにスコア販売部門との調整が必要になるかも知れないが、スコアに興味を持ってあれもこれもと手を出す人が増えればそれはメリットであろう。   
 この付録スコアは、しかし、表紙は「いかにもレコ芸の付録」とハッキリ分かるような、特徴的すぎるものとしておく。あるいは、本・冊子というスタイルでなく、新聞サイズの紙に段組させてスコアを印刷し、それを折りたたんだものとする。これは、やがて買いなおしてもらうことを促すという意味もあるのだけれども、もうひとつの意味としては、コンサート会場へスコアを携えてそれを開きながら音楽を聴くということへの抑止効果が欲しいかなと思うのである。いや、ページを繰る音もさせず、そのとき手の動く気配すらも感じさせずに、おなかに押し当てるようにしてスコアを読みつつコンサート鑑賞するのならば周囲はあまり気にならないかも知れないが、そうでないケースでは周りの者はやっぱり・・・筆者の個人的感想ではあるが。しかし、この新聞紙大のスコアをコンサート会場に持参して広げてしまう聴衆が出現したりするかなあ・・・でも筆者は何も責任をとらない(笑)   
   
 スコアを読む人が増えればそれに応じて、より発展した記事を載せていくことも出来よう。スコアと首っ引きでいろいろなことを気づかせてくれる記事はとても魅力的なものになろうと夢みるのである。   
   
 さらに尽きぬクラヲタの世界・・・。   
   
   

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