2017-10

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水冷式 ハイブリッド型アルコール・エンジン

   
 (↑)今回は、ブラジルにおける自動車エンジンに関わる最新情報をば。   
   
   
 ・・・というのは嘘。   
 酒飲みは、普通の食事以外にアルコールをもまた栄養としている・・・ハイブリッド型アルコール・エンジンを搭載しているようなものだ(ただし、メチルアルコール、イソプロピルアルコールなどは遠慮したい)。   
   
   
 新聞の健康関連記事で「水毒」という言葉を目にし、頭の中で小さく「おっ」と声をあげた。そして20年ほど前のことが思い出された。あれも夏だった。   
 仕事帰りに、或る先輩と「ちょっとだけ飲んで帰ろう」ということになったのだが、歩いている途中で先輩が「ここに寄るけどいい?」と言った・・・二人して或る薬局に入った。薬を買い求める先輩と店主との会話がしばらく続いた。  
 漢方医学も長年研究しているらしき、そして、それが自慢であるらしき薬剤師の店主はしばらくすると話題を変え、「たとえ夏場であっても水分の摂りすぎはよくない」という意味のことを言った。そのとき何故だろう、筆者は「この人は確かに勉強もするだろうけど、“商売っ気”のオーラが出過ぎているところがイヤだなあ」と感じた・・・こちらの、そういう雑念を感じたのだろうか、店主は次の瞬間に顔だけでなく体全体の角度を変えて筆者に話しかけた:   
   
 「1日にどのくらいの量の水分を摂っていますか?」   
   
 筆者は「量を(数字で)考えたことなどありません。でも、ずいぶんと飲みますよ。体が飲みたいと感じるだけ飲めばいいんですから」と、信念に基づいて答えた・・・必ずや反論があろうことは予想した。   
 向こうは何も喋らなかったが、その顔は「朝起きてから順を追って水分の摂取状況を話してください」と語りかけていた。そこで筆者はこう言った:   
   
 「何CC飲んでいるかなど考えたことはないですよ。原則的に朝食はオフィス近くで摂って味噌汁も飲みますが、家で朝食を摂る場合にはさらに白湯か茶も飲みます、200CCくらい。それから・・・コーヒーや、今の季節だとアイス・コーヒーになりますが、それを(ファストフード店で)テイクアウトで買って会社の机で飲みます。しばらくして始業時間がスタートするとお茶が出るので(注:女性による“お茶くみ”が普通にあった)それを飲み、また、午前中に“ヤクルトおばさん”から野菜ジュースとあともう1本何か、計2本を買って飲みます。昼食のあとに自販機で何か買って飲んで・・・。午後にまたコーヒーまたは茶を飲んで・・・」   
   
 夜にはどうこうとか、大ジョッキでビールはどのくらいの量を飲めるかの説明をする前に、店主はこちらの言葉を遮って、「そんなに水分を摂っているんですか? ご飯が炭水化物なのを知っていますか?」と言い出して、何か凄い表情を作った。そして、さらに言った:   
   
 「水分摂取を減らしなさい。そのうち中年太りするようになると、体は水を蓄え過ぎる体質に変化します。すると“むくみ”の症状が出るようになる・・・わたしはそういう人をたくさん知っています、みんな、ここに相談にやって来ます」   
   
 何だかなあ、と思った。仮に「中年太り」するとしてもそれは当時から起算してわりと先のことであろうと思えたし、しかし、そもそも、筆者自身は中年太りしたり腹が出たりということにはならない体質であることが分かっていた・・・血のつながっている親や親戚をみれば、歳のとり方、体の弱点など、おおよその見当はつくものだ。   
   
 「中年太りはしないんですよ。病気・手術などで体質変化しない限りはこの体型のまま不変です」   
   
 向こうは「みんな、若いときはそう思っていながら、結局太ります。わたしもこうですよ」と断定的に言ったので、筆者は苦笑いするばかりであった・・・「結局は太るって、それ、何なんだよ。なぜそのように決めつけるのか? 遺伝という要素を無視するのか?」と思った。   
   
 店主はさらに「ズボンの裾をあげてみてくれ」と言って、こちらの「ふくらはぎ」や「くるぶし」近辺を指で押さえたりしながら、「こうしても痛くない?」などと質問を発し、そのうち首を傾げた。いくぶん、不満そうな顔もした。   
   
 ちなみに、今日に至るまで、近しい人たちから「中年太り」を指摘されたことはやはり無いのである。頭髪の後退現象ほか指摘されることはあるけど。   
   
   
 医師、薬剤師の人たちと接し、話をうかがうたびに(しかし機会はとても少ないが)、筆者が思うことがある・・・。   
   
 医師、それも内科医の人たちはたとえばこう考えているのではいか・・・「人それぞれに体質は違う。本人がコンディション良好と感じたり、身体がトータルでうまく回転したりする条件も様々であり、それは案外と幅広い。たとえば血液検査ほか諸々の検査数値には正常範囲とされる指標のようなものもあるが、しかし、その正常範囲から外れたら即アウトというものでもない。異常値が出ていてもわりと平然と生きていけるケースは多いんだよね。今のメタボ診断だって同様。体全体で“結果オーライ”っぽく日常を送っていけるなら、それもひとつの“バランス状態”であって、よろしいのでは? 人体の健康・均衡にも多様性があるんよ」みたく。    
 この感覚は、学業の過程で悟ることなのか、それとも実地臨床の場で幾多の生身の患者と接して悟ることなのか筆者には分からない。いずれであれ、人それぞれに固有の(ただし、年齢などともに変化しうる)ホメオスタシスや「生きる意志」などなどが二人三脚っぽくしてその人を支えている様子を目にする機会が医師には豊富にあって、なおかつそれを尊重していく境地に至るということかも知れない・・・いや、そのへんのプロセス、ちっとも分からないのだけど。   
   
 それに対し、薬剤師の人たちはまた違う発想を持っているのではないか・・・それは、「人間の体のメカニズム」を押さえたうえで薬効などの知識を得る過程で、人間の健康に関しても「模範的で一義的なモデル」を思い描いたうえ、そこからの逸脱に対しては「ダメ出し」して「不健康のレッテルを貼る」ということをしがちなのではないか。   
 また、患者の症状を観察して「こうかな? 違うかな? どうかな?」といった診断を下す経験数は医師と大きく異なるであろうし、医師発行の処方箋に従う仕事を多く手掛けるうちに「ともかくこれを処理。これが絶対。反論は許さず」という態度も生まれやすいかな・・・どうだろう。   
   
   
 さて、上の薬剤師店主さんと話をした何日かあとに休日出勤することがあり・・・。当時は、今日ほどには日々の飲料水/水道水の水質に皆が、そして筆者も敏感になっていなかった時代であるが、それでも土日は、ビル内での水道水使用量が減るせいか「不味い!」と感じたものだから、休日出勤のときはペットボトル入りミネラル・ウォーター2リットルを買って職場に持ち込むのを習慣にしていた。   
 ミネラル・ウォーターは、午前10時くらいから飲み始めて、だいたい午後3時くらいに飲み干した・・・これは、季節を問わず、いつもどおりのことであった。さきの店主の言葉がちらと思い出された。空になったペットボトルを前にすると、「自分は水を摂り過ぎなのかなあ」という疑問は強まった。しかし、あれから20年ほど経つ現在も、水分摂取をセーヴしようという気にはなれずにいる。   
   
 定期健康診断において、糖尿病をはじめ何かの病気を指摘されたりもしていない。水を飲まねば喉がカラカラになってしまうかというと、うーん、夏場は多少そういう傾向を感じるかな、しかし、欲求の本質はたぶん、喉に、腹に冷たい水/液体を感じたいというものであるか。甘いものはそれほど好きでないが、アイス/アイスクリームのように摂氏零度以下のものを食べると体の熱さ/暑さが急速に、そして簡単におさまり、「ああ、ほっとする。心機一転という感じがするわい」と思ったり。   
   
 ・・・水冷式エンジン。   
   
 しかし、たぶん、水を摂りすぎだろうね。   
   
   
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 夏の、「土用の丑にウナギ」という定番的なパターンのほか、「夏こそカレーライス」とか「夏のキムチチゲもいいもんだぞ」という発想も以前から見受けられてきた。   
 筆者個人的には、「夏の昼食に鍋焼きうどん」というのを何度か試みたことがあって、これもまた結構よいものである・・・このパターンは、つい忘れてしまうことも多く、また、季節のせいであろう、食堂のメニューから消えていたりもするから、毎夏のように試すには至っていない。   
   
 この夏は昨夏と同様に、家庭料理については直接または間接に省エネ・節電につながるような料理/レシピが提案され、また実践される流れがあるようだが、いっそさらに広く「固定観念を捨てて、夏にも色んな熱々の料理や冬の料理を食べようよ」という流れも欲しいように思う。   
 具体的には、「夏のチーズ・フォンデュ!」とか「夏こそ筑前煮」、「夏の粕汁」、「夏にもサバ味噌煮(冷凍のノルウェー・サバなど利用するのがよいのだろうか)」などなど・・・省エネには貢献しないと思うが、それとは別の問題として、飲食店その他が上手にトレンドを作ることが出来たなら、ウナギ屋さんやビアガーデンから少し客を奪い取ることが出来るのではないか。   
 筆者、べつにウナギ屋さんに恨みは無いけれども、七草粥を食べる習慣を持たない人ならば(筆者もまた同様)、それよりも歴史が短いであろう「夏にウナギ」というパターンも捨ててしまってよいのではないか・・・そんなふうに思ってしまうのだ(知り合いの或るウナギ屋さんは、それほどにはウナギが好きでない筆者のために、季節によってハモ、アマダイ、キンキ、アンコウ、レバ刺(←ただし過去の話)を用意してくれることがあった・・・そういうフレキシブルなウナギ屋さんがよいと筆者は思う)。   
   
   
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 ネットで料理のレシピを見ていたら、たまたま「みんな大好き、肉ジャガ」みたいな表現が目に入った。こういう表現は以前から何度も目にする。だけど、少なくとも筆者は肉ジャガが好きでないのだよなあ・・・豚肉であれ牛肉であれ、サトイモとの相性のほうがずっとずっとよいと思っている。   
 ジャガイモが嫌いというわけではなく、ふかしたもの、フライドポテトなどは好みに合うのだが。   
   
   
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 下のは、親に食べさせるべく作った料理のうち高野豆腐とブナシメジを煮たもの。夏だからといって、冷酒(日本酒)や冷たい肴ばかりもよくあるまい。   
   


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