2017-06

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歌の本



   
 シベリウスについて作家の福永武彦はどんなことを書いていたっけとか、歌人であったかそれとも本業が作家の人であったか忘れたが誰かがフラグスタートの名を短歌に詠みこんでいたよなあとか、あるいは、音楽に魂が宿る・言葉に魂が宿るというのでなく「文字」についてのその種の神秘をめぐる短編をアナトール・フランスは書いていたなあ、などなど思った折りに、「ああ、あの本が手近にないのは残念!」と思う。実生活、日々の暮らしに差し支えないのであるが。   
   
 学生時代に読んだ本のうち手近に置いているものはそれほどない。処分してしまったものは多いし、ダンボール詰めして保管したままのものもある。   
 いま手近にあって最も古そうな本のうち、音楽に関わりあるもののひとつが上の写真。   
   
 これは、社会思想社という出版社が出していた現代教養文庫シリーズのなかの1冊。内容的には、いわゆる歌謡曲に限らず様々な曲の歌詞を紹介している。明治あたりから1960年代後半にかけての歌謡曲であるとか、軍歌、民謡そのほかからのチョイス。教養文庫とはいえ、べつに「教養」と思って買ったわけではないことは明らかであろう。   
 この種の歌詞を集めた本を欲しいと思ったのだなあ、確か。   
 (子供の頃のことで当然に酒も飲まないし、それどころか粕漬けにも閉口していたのに)この本には黒田節の歌詞の「一番」のほか「二番」から「四番」までも載っているのを感激した記憶がある(笑)    
 「 月 月 火 水 木 金 金 」のあの歌の歌詞を調べようとしたときに、それはこの本に載っていなくて残念に感じた記憶もあるなあ。   
   
 昔は今日のように歌詞検索サイトも無ければネットも無かったから、こういう本はいろいろな意味で便利・重宝だった・・・いや、楽しめた。同種の本は現在も数多くあると思うのだが、ネット時代の今でも、そういうのが手近にあるとやっぱりいいよ(笑)   
   
   

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