2017-04

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「勝者の論理、敗者の論理」・・・「商社の論理、歯医者の論理」

   
 ずいぶんと前(1990年代半ば)、コメが不作となったときに日本に緊急輸入されて出回ることになったタイ産のコメは、燻蒸の臭いその他の理由から消費者に不評だったようだ。   
   
 「“不評だったようだ”って、あんた、あのときタイ産のを食べなかったのかい?」などと疑問に思われるかも知れないが、外食でも家でも口に入ることは無かった・・・気づかないうちにブレンド/混入されていたかも知れないけど、少なくとも「これはタイ産のもの」などと意識させられる機会は無かった。   
 あのとき、国産のコメは東京などの大消費地にばかり流れ、かえって地方においてこそ国産の/それぞれの地元産のコメが不足したのだという説も聞かれた。そしてまた、筆者はあのとき、知人から伝えられた「タイ米しか手に入らないんだよ」の言葉に半信半疑ながらも、しかし、東京にて(実にスムースに)石川県産・新潟県産・富山県産などの表示がされたコメを買って知人らに送ったのであった。    
   
 さあ、あの頃のことから始まって、現在の、「検査されていようが精米されていようが、放射性物質に汚染されているかも知れない」などと思いこまれ、嫌われてしまっている産地のコメの流通、某大手スーパーが扱いを始めた中国産のコメの流通など考えつつ、商社の穀物部門、または穀物専門商社がコメをどう考えてどう扱い、これまでのあいだ日本のコメ市場の将来をどう見越して来たか等々について書いてみたいのだが、紙幅も時間も足りないし、そのテのことを書いた本や記事は幾らでもあることだろうし・・・。    
   
 というわけで、「商社の論理」でなく「歯医者の論理」へと話を移す・・・。   
   
 「良い歯医者さん」とは何か? それは、歯科医としての知識・技量の面の問題も勿論であるが、子供の頃からいろんな人の話を聞いて思い至ったことは・・・(今日と違いアマルガム使用が一般的だった時代)・・・例えばごく普通の虫歯を治療したいときに、初診時には「歯を削って詰めものをする」、次回には「詰めものの表面の形を整えつつ滑らかに磨いて仕上げ、これで治療が完了」というように、簡単なものならば2回で治療完結するのが良いよなあ、そのようにしてくれる歯医者さんが良いよなあ、ということ。   
   
 虫歯治療と一緒に歯垢・歯石の除去をしてくれることは、これは歓迎する・・・しかし、上の例で言えば、患者の側が治療して欲しいと考える個所を優先的にというか、それを出来るだけ速やかに片付け、歯垢除去についてはそれと平行するなり後回しにするなりして欲しく思う。   
   
 が、もうずいぶんと以前から、筆者の知人たちが通う歯医者さんのところでは、患者が「ここを治療して欲しいと考えている個所」については応急処置っぽいことをし、2回目の診療ではその個所をそのまま放置して歯垢除去、3回目も同様、4回目とかになってようやく再び問題の個所を治療して・・・みたいなケースが多いようで。   
   
 これはどういう理由によるものなのか? うがった見方をすれば・・・あ、いや、勝手な想像などは慎もう。   
   
 さて、下の写真は、筆者が或る歯科医にかかったときのもので、「次回はこの日程で」的な連絡が書き連ねられたカード(その日の治療が済むと抹消線が引かれる)・・・古いカードだが、今に至るまで机の引き出しに残っている。(追記:画像は削除した。この歯科医院も廃業したとの噂を聞いていたが、ふとネットで調べてみると、どうやら現在も続いているようであり、もしも当時と同じレイアウト・デザインのカードが使われ続けているとすればちょっとアレなので・・・筆者としてはべつに“恨み”を抱いているわけでもないので。)   
   
 過去に虫歯治療したときの詰めものが、20年以上を経た或る日のことポロリととれてしまったことがあって、写真にあるとおり、或る年の5月、初めて伺う歯科医で診てもらった。   
 そのとき思ったのは・・・。「今日はたぶん、歯を削りなおすなどしてして、詰めものをしてくれるのだろうな。そしてあともう1回行くことになって仕上げがされて治療は完了・・・どうか、そのような仕方をする先生でありますように!」と、心の中で祈った。   
   
 が、初診時には応急処置というか、消毒っぽいことをされた後に「仮の詰めもの」をされたかな・・・ただそれだけで終わり。で、次回診療は写真にあるように6月の某日ということになったのだが、その日にされたのは歯垢除去だけ・・・それも歯全体の4分の1くらいだったかな、「何だかなあ」と思った・・・というのも、歯垢などの手入れはこの前年までは別の歯医者さんのもとで1年に1回くらいしてもらっていて、そこでならば口中の歯全体について1回で済んだのだ(その歯科医院は廃業してしまった)。そして3回目の診療も、またもや歯垢の除去のみ。   
 こんな具合で、こちらが本来望んでいた治療が済んだのは9回目の診察のときである・・・もう9月になっていた。(途中、「ったく。先生、何を考えているんだよ」と思ったりもしたが、知人から紹介された歯科医であり、何か言うのは我慢したのであった。)   
   
 「こういう診療の仕方があっていいものか? 健康保険組合にも余計な負担がかかるだろうに。だけど、待てよ、俺は歯科医院のビジネス・経営とか、それと診療報酬との関係、レセプトのチェック体制とか、雑学的に知っておきたいことがいっぱいあるなあ・・・健康保険組合に伝えてみようかな、どうしようかな」と迷ったものだから、この写真のカードは机の中にしまった・・・それが最近たまたま出て来た。  
   

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