2017-09

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レオン・フライシャーの本 - その2

   
 前回の記事で紹介したフライシャーの本を途中まで読んだ。   
   
   
 72ページ(このペーパーバック版でのページであり、ハードカバー版ではページは相違するかも知れない)にはオーマンディ/フィラデルフィア管と初共演したときのことが書かれている。   
 ラフマニノフの協奏曲第2番第2楽章ではピアノがトリルを次第に音量を下げて奏で、次いで2本のフルートが入って来るという個所がある・・・具体的に第何小節とは書かれていないが、おそらく第2楽章中盤あたりのところであろう。リハーサルで演奏してみたあとにフライシャーは、トリル演奏の時間をもう少し長めに欲しいのでフルートが入るタイミングを遅らせて欲しい旨をオーマンディに願い出た。   
 この協奏曲は同オケにとってお得意のナンバーであるが、フライシャーはこのように願い出たことは根本的な過ちであったとの感想を持っている。というのも・・・。   
 本番のコンサートで第2楽章のそのトリルの個所に至ると、オーマンディはピアニストのことなど忘れてしまったかのように遠くをじっと見据えたままになり・・・フライシャーはトリルを演奏し続け、腕も指も辛いことになったという(はて、一体どれほど長いことトリル演奏する羽目になったのか?)・・・やがてオーマンディは小さく微笑みながら目を伏せるとフルートを入らせた。   
 そうして、フライシャーが再び同オケに招かれたのはずっとずっと後のことになる。   
   
   
 130ページ。セル/クリーヴランド管のコンサートのあとに行われたディナー・レセプションのときのことであろう・・・セルも夫人も出席していたわけであるが、酔っ払ってしまったホスト役がセル夫人に話しかけ質問したときの、夫人の答えが面白い。(内容を紹介するのは控えさせていただくが。)   
   
   
 146ページから147ページにかけての記述によれば、チャイコフスキーの協奏曲第1番もセルと共演したことがあるのだなあ・・・ネット上にあったデータで確認してみたら、確かに1958年2月にセル/クリーヴランド管と共演しているようだ。レコーディングもしておいて欲しかった。   
   
   
 今回はここまで。   
   

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