2017-08

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雑記

   
 テレビのニュースで、アナウンサーが「東京電力」と言い出した途端、こちらの頭の中は「「東京電力福島第一原子力発電所」と先回りする。そして、こんなことを思ったりする・・・東京電力なのだから「東京電力東京第一原子力発電所」みたいなものが存在してもおかしくないのにな、と。   
   
 「東京都内にあるダムや貯水池の数は少なく、北関東のダムなどにお世話になっている」と、子供の頃に先生から聞かされた。そういう、他県のお世話になっているという感覚は大人になってもそのままで、原発に関しても当然、いや、ダムのこと以上に強くある。   
 原発が立地する地では、交付金・税収が得られること、雇用が創出されること、原発があるからこその商売・ビジネスが生まれうること等々のメリットがあろうけど、しかし、それらメリットに関わりを持たない人も多数いるわけで、そういう人々が原発の不安を抱えながら日常を送っていることについては申し訳ないなという感覚が、少なくとも筆者にはある。   
   
 原発は海に面した地に設けることが都合よいとか、そういう稼動・運転上のあれこれは筆者の知識範囲を超えるものであるから措いておくとして、しかし、ともかく、東京・神奈川・千葉・埼玉あたりに原発を作ることにはどんな問題があるだろうか。   
 多くの問題をあげることが出来ようが、とりわけ大きな問題は、原発事故が起きたときに避難を要する人の数があまりにも膨大になること、国政のストップや経済活動の大規模な混乱・停滞という事態に至りうること、だろうか。事故が起ころうが起こるまいが、立地が決定する段階で地価下落の幅がきわめて大きくなることの経済的影響もまた無視できまい。   
   
 だから、やはり、首都圏に原発を設けることは適当でないように思える。   
   
 しかし・・・放射能汚染された「がれき」の最終処分場をどこに設けるかという今後の課題に関しては、首都圏各地は「処分場はうちで」と名乗りをあげることがあってもよいのではないか・・・そうすることで、多少なりとも原発関連の痛みを分かち合えるではないか。   
   
   
 ところで・・・。   
 「いますぐにすべての原発を廃止するのでなく、少しずつ減らしていくのが望ましい」という意見の人が、国民のなかでおそらくは一番多数を占めるだろうと想像するのだけど、もちろん「いますぐ全廃を」という意見の人も決して少なくはあるまい。   
 それに対して、「各地の原発のうち安全面で不安のあるものは運転停止・廃止すべきである。そのかわり、世界で最も安全な原発を新たに作っていこうじゃないか」という、そんな意見を目にしないのがちょっと不思議に思える・・・モノ作りに長けた日本なのに。   
   
 しかし、その「最も安全な原発」はどのくらい安全なものになるだろうか?   
 たとえば超耐震・超免震とでも呼びたくなるような画期的技術を導入して巨大地震にも耐えられる原発を作ったとしてもなお不安が残る。原発が他国からミサイル攻撃を受けたらどうなるか・・・世界的に核兵器廃絶を目指すのと平行して、「戦争のときでも他国の原発などを攻撃しない」との国際条約・協定のようなものが整えば少しだけ安心できるかも知れない。だが、 テ ロ への警戒態勢は常に必要だろう。そしてまた、飛行機などが墜落して来ないような措置も必要。隕石が落ちて来ないような措置もまた必要(え? できるんかい)。   
   
 ああ、しかし・・・。   
 安価な料金で電気をジャンジャン使える環境というものを、あるいはせめて電力不足への不安が無い環境を、産業界は求めている(個人でも同様の感覚の人は少なくないはずだ)。   
 経済オンリー、効率オンリーの世の中は寂しい。だが、円滑な経済活動、そして経済的豊かさというものは人々の幸福のベースとして必要なはずだ。   
   
 原発を、今後のエネルギー政策をどう考えるべきか。筆者にとっては難しすぎる問題だ。いや、それを考えることが仕事の人がいて、また、原発問題に詳しい人たちがいるわけだから、うむ、この問題については筆者は考えることを放棄しよう・・・。   
   

コメント

コメントをありがとうございました

 あまりにも厄介なところがある技術を、人間は手にしてしまいましたね。

一連の事態は、

火は消せるが原子力は「消す」ことができない、ということが本質だと思いますね。

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クラシカルな某

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