2017-10

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セルの新譜

   
 「CD-R盤」商品で取扱店も限られてしまうものであるが、 "VIBRATO" レーベルから次のような内容のライヴ盤新譜が登場するようだ。いずれもセル指揮で、オーケストラはカッコ内のとおり:   
   
 モーツァルト/「フィガロの結婚」序曲(NYP)   
 ベルリオーズ/「イタリアのハロルド」(NYP)   
 ヒンデミット/序曲「 エ ロ ス と プシュケ」(クリーヴランド管)   
   
 詳細はネット検索などしていただくということで・・・。   
   
   
 「イタリアのハロルド」について・・・。   
 これは筆者の手持ち音源(ヴィオラ独奏はウィリアム・リンサー)と同じ演奏内容なのだろうか。   
 筆者がベルリオーズの音楽について勝手に抱いてきた「先入観的なもの」にそれなりにマッチし、また演奏表情も魅力的と感じたのはバーンスタイン/フランス国立管のCD。その演奏が帯びている色調や温度感を基準にしてしまうとセル指揮NYPの演奏は銀白色系なものを感じ、「はて、ちょっとどうなのかな」という気もしないではない。しかし、セル・ファンにとってはレパートリー的に見ても貴重な音源。   
 いま聴きなおしてチェックしている時間は無いが、セル/NYPのライヴ音源は年代のわりに音質が芳しくないのが普通で、そのへんに神経質な人は一応の覚悟をしておいたほうがよいかも知れない。   
   
 ヒンデミットの作品について・・・。   
 筆者の手もとには「序曲 キューピッドとプシュケ」の音源があるが、上に掲げたものと同一作品なのか・・・そうであると推測するのだけど。以下、同一作品であるとの前提で書く。   
 その手持ち音源には放送ナレーションも含まれていて、この曲がコンサートのオープニング曲(第1曲目)として演奏された旨を伝えている。具体的な収録日(コンサート日)について、このCD-R盤商品を扱う某ショップのサイトでは1967年4月21日と紹介されていたりもするが、筆者の想像は1968年4月18日、20日、21日のいずれか、というもの。1968年のこれらの日のプログラムは共通で、第1曲目にこのヒンデミット作品が、そしてハイドン第93番、次におそらくは休憩を挟み、ゼルキンをピアニストに迎えてブラームスの協奏曲第1番が演奏された・・・かつて "Virtuoso" レーベルからリリースされたライヴ盤CDセットには4月18日収録とされるそのハイドンとブラームスの音源が含まれている・・・ヒンデミットもまた18日収録なのではあるまいか。   
 筆者のもとにあるこのヒンデミット作品の音源はステレオ放送の受信が不安定だったようで、スピーカーでの鑑賞であればまだしも、ヘッドフォンでは不快を覚えるものであった。ま、短い曲であり、今回新譜の「目玉」と考える人以外にはあまり大きな要注意事項でないようにも思うのだが。   
 なお、ソニーから発売されている正規スタジオ・レコーディングのハイドン第93番は19日のレコーデング、ゼルキンとのブラームスの協奏曲第1番(ステレオ)は19日と20日であった。   
   
   
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   
   
   
 酒に酔っているときは 3 D テ レ ビ を見ないように・・・そういう注意事項を某メーカーが公開したとの記事URLを前々回のブログ稿で紹介したが・・・。   
   
 酒に酔っているときに聴くとよろしくない音楽というものは、果たして有るだろうか。   
   
 コルンゴルトの幾つかの作品は、酒を飲みながら聴くと、筆者の場合は何かどうもよろしくない・・・「もしかすると悪酔いするのではないか」という不安を感じ始めてしまうのだ。   
 たとえばラインスドルフ指揮による「死の都」のCDを聴くとする。その音楽の雰囲気・光沢感にはやはり独特のものがある・・・聴き手であるこちらが酩酊している場合、そういう独特なものが増幅されて感じられる。あの感じは、たとえて言うなら、部屋の壁すべてに銀紙(折り紙の銀色みたいな仕上がりの銀紙)を貼りつめ、キャンドルを灯し、山盛りした金柑の甘露煮をつつきながらオレンジ・リキュールか何かをグビッと一気飲みしているような、そんな感じか。   
   
 グラズノフの音楽も、これはまた違った形で「酔った頭」にはどうも、というものがあったりする・・・もちろん、これも筆者の個人的な感覚の問題なのだけど。   
 というわけで、先日はグラズノフ鑑賞を中断し、一気に気分転換すべくグリークを聴いた。   
   
 下の写真、後方に写っているのはスコッチのブレンデッド・ウィスキー、日本でのカタカナ表記は「グランツ・ファミリー・リザーヴ」とするのが一般的だろうか。   
 久しぶりに見かけたので買ってみたが、これはこれで美味い。晩酌などでついついそれなりの量を飲んでしまう者には嬉しいお手頃価格。イギリスで出版された或るウィスキー評価本をめくったら、 "William Grant's Family Reserve" の項で94点というポイントが付いていた・・・うーん、評価対象になったものとロットの違いがあるのかも知れないけど、これは高得点すぎやせぬか(笑) もちろん、好みは人それぞれだけど。   
   


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