2017-08

Latest Entries

ブルーマンデーよりオーマンディ



   
 写真は某有名ウィスキーの「ブルー・ラベル、青ラベル」と呼ばれるものと、そしてオーマンディ指揮によるベートーヴェン第5番・第6番のCD(ソニー)。   
 このウィスキーを飲むとブルーな気分になるとか、そういう意味はまったくない。評価の高いウィスキーである。今回のタイトルのダジャレで思い浮かんだから一緒に写し入れたまで。   
   
 オーマンディが正規レコーディングしたベートーヴェンとブラームスの全交響曲やシベリウスの一部作品などなどは、はるか昔にLPレコードで聴いたことがある。CBSソニーが出していた廉価盤シリーズ(金色っぽい枠デザインのジャケットのもの)をたくさん持っていた友人がおり、彼から借りて拝聴したのである・・・あのジャケット写真では、指揮者の頭頂と、レコーディングのために配置されたマイク・スタンドやケーブルなど、ずいぶんしげしげと見入ったことを覚えている。   
 それら演奏についての記憶はもはやハッキリしないものになってしまったが、しかし、オーマンディ再評価のためには、またオーマンディに目を向け始めた人にとっては、とりわけブラームスは必聴モノと言えるかなあ。   
   
 上の写真のベートーヴェンのCDはしばらく前に買ったままになっていたもの。   
   
 ちょっと第5番を聴く気分にはなかったが、しかし第4楽章だけは途中まで聴いてみた。この楽章では、聴く者をして「血圧上昇」と「渇き」とを覚えさせるような演奏を望むのであるが、オーマンディのこの演奏はそういう状態に導いてくれない。そして、何かこう、この楽章においてすら「フィラデルフィア管のサウンドの魅力が保たれ、それをゆとりを持って発揮できてしまう」ところに、かえって「もどかしさ」を感じてしまうのが現在の自分である(オーディオ的な意味において音質が良いかどうかはともかくとして、同オケの美質とされるオーケストラ・サウンドは伝わってくる)。また、テンポの扱い方にも抵抗を覚えるところがあるなあ。   
   
 これに対して第6番は、この音楽に心をゆだねることの喜びをよく教えてくれる。第2楽章のクラリネットの音などはこれを嫌う人がいるかも知れないなあ、しかし、このオーケストラの持ち味ともマッチするこの音楽・演奏は、聴く者に大きな充足をもたらしてくれる。   
   

コメント

コメントをありがとうございました

 第5番のリピート・・・LP時代ではどうなっていたか記憶がありませんし、また、今回のCDでも第5番をまだちゃんと聴いておりません。   
 しかし、もろもろの曲のリピート等の有無について、わたくしはあまりこだわって鑑賞していません・・・曲/楽章を流して聴いたとき、リピートが省かれていても十分に堪能できてしまうケースが多いとすら感じますし、また、作品によっては、リピートを忠実に守るとその直前までの進行エネルギーや熱気がリセットされて冷めてしまい、それを惜しく思うこともまたあります。   
 ところで、違う話になってしまいますが、コンセルトヘボウ・アンソロジーのシリーズ(ボックス商品)にもオーマンディが振ったものが収録されていて名演を楽しめますが、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番の演奏が終わって拍手が始まりだした頃に「ブラーヴォ」みたいな声が聞こえたかと思います・・・あれは聴衆からの掛け声ではなく、ステージ上、オーマンディがヴァイオリニスト(ソロ)に掛けた声(賞賛・ねぎらい)ではないかと想像するのですが、しかし、確信には至っておりません・・・オーマンディの声がどんなであるか知らないものでして。   
   

どうも、ご無沙汰しております。仰せの通り、オーマンディを鑑賞してみようという人にとってブラームスはなかなか重要なレパートリーですなぁ。このコンビを語るときにはオーマンディの個性とオケの個性をよく区別する必要があると思うのですが、オケはともかくオーマンディにとってブラームスは自然体で触れることができる作曲家だったようです。
ところでCBS盤の運命なんですが、一楽章の反復が省略されていませんか?これは私には耐えられないことなのですが、果たしてLP原盤でもこういう状態なのでしょうか。まったく解せないことです。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://szelldocs.blog9.fc2.com/tb.php/134-cc079605

«  | HOME |  »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

クラシカルな某

クラシカルな某

クラシック音楽好きです。