2017-10

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セルのライブをぼちぼちと・・・

   
 セル/クリーヴランド管のライヴを幾つか聴いた。   
   
 まずはデュカス(デュカ)の「ラ・ペリ」(冒頭にファンファーレ有り)。セルによるデュカス演奏実績は少ないと思われ、戦前に「魔法使いの弟子」をロイヤル・スコティッシュ管で指揮したことがあるらしいが、それ以外では、この「ラ・ペリ」も珍しいところ・・・こちらは1961年のコンサート。   
 スタジオ録音でなく、また放送局収蔵テープのオリジナル/原本というわけでなく、つまりそのあれなのでノイズほか聴いていて気になってしまう部分がちょこちょこある。ただ、演奏自体の音・楽音はわりと良好なクオリティで収録されていると思う。   
 仕立て上がりは、ドライというのも違うが、艶・魅惑的なもの・香り・幻想的なもの等々に不足を覚えるという感想も聞かれそうだが、セルらしいと言えば言えるのではないか。変な比較だが、正規レコーディングされた「亡き王女のためのパヴァーヌ」のような、ああいう風合いや質感を好むのであれば、この「ラ・ペリ」も堪能できるかも知れない・・・うーん、そうでもないかなあ。   
   
   
 次に、フランクの交響曲。   
 この作品は多くの指揮者たちが目を向け、名演とされる録音も多数残っているが、個人的には微妙に物足りなさと冗長さを感じさせられてしまうところがあってそれほどには好きでない(循環形式ゆえにそうなってしまうのかというと、そうとも言えるが、楽器の使い方・パート移動の有りようゆえかも知れない)。そして、コンサートのメイン・プログラムとして置かれるのが嬉しくなかったりする・・・繰り返しになるが、以上はすべて個人的な感想である。   
 バルビローリがチェコ・フィルを振ったライヴ録音が残っていてCD化もされたが、これだと面白いかな。   
 セルもこの作品に目を向けなかった筈はなく、たとえば戦前、ロイヤル・スコティッシュ管のコンサートにおいて指揮しているようであり、また、1953年にニューヨーク・フィルハーモニックを指揮したライヴはしばらく前にCDで出た。今回聴いたクリーヴランド管とのライヴ録音は1969年のもの。いい加減に聴いたのだけど、良い出来と言えるのではないか。   
   
   
 セル追悼番組の音声も聞いた。放送が具体的にいつだったのかは分からない。内容は、セルのインタビュー応答、リハーサル風景などをつなぎ合わせて構成されたもの。ラジオ番組だったろうと思うが・・・(番組末尾のナレーションもラジオらしきもの)。   
 話はズレるが、セルが亡くなったとき、何かのテレビ番組ではセルが夫人とともに買い物をしている姿が映ったりしたのだという話を、どなたであったか当時アメリカ滞在していた音楽家の方が述べていたなあ。   
 話をもとに戻し・・・リハーサル風景としては、「ティル」、「ジークフリート牧歌」、マーラー第6番それぞれからほんのちょっとずつ。さほど面白くもないなあ。ほかに、ギレリスとセルの二人がそれぞれにピアノに向かってベートーヴェンの「皇帝」の打合せというか練習をしている音声があって、こちらは面白そうだ・・・そのまま流して聞いてしまったのであるが、しかし、ゆっくり聞いたならば、ギレリスの演奏に対してセルが何を指摘してそれをどう演奏してみせたのか分かろう・・・「皇帝」についてはセルはいろいろな意味でベテランであろうし(なお、ここではセルはドイツ語を喋っている)。   
   
   
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 桜の季節は終わってしまったという地も多かろうが・・・これはちょっと楽しい(はしゃぎ過ぎではあるが):   
   
  http://www.youtube.com/watch?v=uqzYgUBAOZw   
   
   

   
 映像・音声といえば、最近ではこういうものを見た( 伊 勢 正 三 ・ 太 田 裕 美 ):   
   
  http://www.youtube.com/watch?v=THKUmRibzlY   
   
   
  http://www.youtube.com/watch?v=LVXCdFbZ65Y   
   
   

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