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2018-09

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年末年始は・・・これを楽しむ



   
 写真の上段は、リリースされたばかりのCDでフィルクシュニー(フィルクスニー)/セル/ケルン放送響によるモーツァルトのピアノ協奏曲第18番を含むもの。   
 モーツァルトのピアノ協奏曲については第20番以降のものばかりを聴きがちなのだけれども、この第18番の魅力を改めて思い知らされる演奏・・・ピアノの素晴らしさは言うまでもないが、オーケストラ側に目を向ければ、思いのほか第2楽章の演奏が表情豊かで色濃いものを感じ、また、全体的にも彫琢、テンポの扱い、楽器の音色、演奏のキレ・表情などに魅了される。   
 (なお、第19番までの作品について見た場合、セルはフィルクシュニー、カザドゥジュ、ゼルキンらと「ジュノーム」、第15番、第17番、(今回のものとは別に)第18番、第19番の録音を残している(ライヴ音源を含む)。)   
   
   
 同じく冒頭写真の下段はセルがメトロポリタン歌劇場で指揮した「タンホイザー」のライヴ録音。   
 (1942年のでなく)1954年のほう・・・ "Wagner at the Met" というセット商品に含まれているもの。以前にも紹介したことあると思うが、やはりこの演奏には、ハッとさせられるほどに惹きつけられる。しかし、不評もまた、ありえようか・・・ワーグナーの歌劇・楽劇は「単なる“管弦楽プラス歌唱”の音楽作品ではなく、そして、整然とした構築物ではないのだ。プラス・アルファのあれこれが渦巻き、それが音にまとわりついたその先に於いて、初めてワーグナー世界が立ち現れる・具現化されるのだ」との感覚もあるようだし・・・。   
   
   
   
 「セル・ファンではあるが、しかし、そもそもオペラ系の作品は関心外であるからその方面のものは聴かない」という向きも多かろうと思う。   
 でも、上の1954年の「タンホイザー」のほか、「後宮」や、音質的に不満足を覚えるかも知れないが「ボリス・ゴドゥノフ」、「ヴァルキューレ」、「魔笛」などは、やはりファン必携のものと評することが出来るのではないか・・・個人的にはそのように思う。言うまでもないが、セル世代の指揮者は、そしてセルも、若き日には「劇場の人」、「劇場で鍛え上げられ、活躍し、名をあげた人」であったし、上にあげた録音/演奏は、その腕前を改めてよく認識できるし、そして何と言っても大いに楽しめる。   
   
   
   
 さて、下のも「タンホイザー」・・・こちらは映像/DVD・・・ただし、セルとは無関係。   
   


コメント

コメントをありがとうございました

 満足感も大きいこのCDが登場したのは嬉しかったです。
   
 今年も何かしらの新譜が出て来ることを願ってやみません。

かつて「チェコの人のモーツァルトはどうも・・・。」などと世まい言を申し上げた私は、その後己が不明を深く恥じて日々を過ごして参りましたが、この十八番を聴いて、穴があったので入って正月を過ごしました。
サントリーホールでのフィルクシュニーさんのモーツァルト演奏が始まって1分と経たないうちに寝てしまった私は、人生の喜びのチャンスをムザ逃してしまっていたのです。
思へばさういふ人生でした。

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