2017-11

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或る謝罪会見(要旨)


   
 昨日、オーディオ製品専業の新興ベンチャー企業○○社は謝罪記者会見を開き、○○○○社長が挨拶した。要旨は以下のとおり。  
   
   
 当社製造のポータブル・スピーカー・システムの一部製品シリーズにつきまして、性能・スペック表示に虚偽・偽装がありますことが判明しました。ここに深くお詫び申し上げます。   
 カタログその他にて周波数特性を60ヘルツから20,000ヘルツと表記しておりましたが、実際には60ヘルツから19,000ヘルツであり、性能を実際よりも優れているかのように表示しておりました。   
 このたびの衆議院議員選挙の選挙活動中の候補者のひとりから、「演説にあたって、マイクを通して拡声させている自分の声がおかしく聞こえる。自分の声はもっと美声のはずである。このスピーカー・システムのせいで選挙に落ちたら一体どうしてくれるのか」とのご意見をたまわり、当社にて精査しましたところ、先ほど申しあげましたような虚偽表示があることを発見いたした次第であります。   
   
 次に、当社製造の車載用アナログ・レコード・プレーヤーにつきましてもまた、性能・スペックに虚偽・偽装がありました。   
 カタログその他にて、当社の自動車走行テスト・コースにおける走行中の最大ワウ・フラッターを0.3パーセントと表記しておりましたが、実際には0.4パーセント程度でありました。   
   
 以上に関しまして、消費者・ユーザー・取扱店ほか関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。  
   
 製品の安全性には何ら問題ないものと考えますが、このたびの事態につきまして深く反省いたしております。   
   
 かくなるうえは、わたくし、責任をとって社長の職を辞するとともに、切腹をもってお詫びするしかないとの結論に達しました。これまでのご愛顧につきまして、心より御礼申し上げます。   
   
   
 ・・・以上、架空の記者会見であった。   
   

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