2017-08

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 先日の晩はテレビの音楽番組でベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番や交響曲第7番を観て/聴いていたのであるが、両曲の演奏には、しっくりとは馴染めなかった。歌い回しに「?」と感じる部分があったり、あるいはまた、このような演奏スタイルとする必然性というか、その考え方・洞察について当方の理解が及ばなかったのかな・・・当方の側の「固定観念」、「すりこみ」、「受容可能な演奏パターンのあれこれ(の狭さ・少なさ)」などが邪魔してしまったのであろう。   
   
 というわけで、ピアノ協奏曲についてはレオン・フライシャー/セル/クリーヴランド管が残した演奏などを改めて聴くことになったのである。   
   
 冒頭の写真は、これはギレリス/セル/クリーヴランド管による協奏曲全集で、しばらく前に再発売になったもの。セル・ファン以外にもよく知られた録音であり、これらの曲を買い揃えるにあたっては今もなお「わりとスタンダードな選択のひとつ」として評価され続けているのではないか。が、しかし、個人的には、フライシャー/セルのものもまた忘れて欲しくないように思う。   
   
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲でセルが指揮をとっているもののライヴ音源としては、ギレリス、マガロフ、カーゾン、フィルクシュニーらのピアノによるものがCDとして出ている・・・下の写真はそれらの3商品と、また、フライシャーとのセッション・レコーディングのうちの1枚。   
 ほか、グルダとセルとの共演による「皇帝」のライヴはDVDおよびCDでリリースされたものがある。  
 さらにCD-R盤商品その他にて接することの出来る音源としては、ゼルキン、アラウ、カリヒシュタイン(カーリヒシュタイン、カリクシュタイン)、グラント・ヨハネセンらとのライヴなども存在している。   
   
   
 ここで話題は最初の写真に戻り・・・。一緒に映しいれた新書は最近のもので、アメリカ人サラリーマンの働き方に対しての、日本人が抱きがちな誤解・先入観を正してくれそうな本。   
 筆者は昔、突如として急ぎの案件で埼玉県の川越市まで出向き、そして晩になってから自分の職場(東京)まで戻ることがあった。もう夜9時を回っていたであろうか、会社近くで モ ル モ ン 教徒とおぼしき外国人から日本語で話しかけられた・・・こちらは「話をしている時間など無い。会社に戻って片付けなくてはならない仕事が残っている」と言ったら、相手は「まだ仕事をするんですか? 日本人はそんな働き方をする人が多い。アメリカ人はそんな働き方をしません」と言った。彼もまた(アメリカ人であろう彼ですらも)、アメリカ人の働き方について、当時の日本人と同様の誤解、または画一的な見方を持っていたのだろう。その頃も、また今日でも、アメリカにある子会社のコントローラー職やインハウス・ロイヤー、取引先の何人かのマネジャー職、また、税務であるとか企業買収のことなどを扱う弁護士その他の専門職の人たちとやりとりしていると、彼らがどれほどアグレッシヴに執務し、あるいはまた、長時間労働をいとわずに挑戦的な仕事をしているかがよく分かる(一部の人については、その「長時間労働ぶり・精力的で綿密な仕事ぶり」を誇示するために(=それはペイメントに跳ね返りうる)メールやファクスを送って寄越すタイミングをわざと遅くしているのではないかと疑いたくなることもありはするが)・・・ともかく、アメリカ人の誰も彼もが定時退社し、残業をせず、ファミリーと一緒にいる時間をとても尊重しているみたく考えるのは間違いだというのが筆者の感じていることである・・・しっかりと成果を残すためには、天才でもない限りはプライベート面に関して一定の割り切り・切捨て・諦め等々も必要ということではあるまいか、たぶん・・・でも、どうしてクリスマスにあれほど浮かれるのかという疑問も浮かぶが。・・・ああ、しかし、そういう話は、上の写真で紹介した本の内容とはあまり関係ないな(いや、まったく関係ないわけでもないが)。   
 長時間労働の是正、働き方改革などが叫ばれるが、変な方向へ向かうと日本人の仕事の成果の出方、スキルアップのされ方、日本企業の競争力にとってマイナスの影響も出かねないのではないか。「命を犠牲にしてまで頑張らなくてはならない仕事など無い」という考え方もあるが、これは、過労などが原因で家族を亡くしてしまった遺族の悲痛な叫びとして真摯に受け止めるべきものであること勿論ではあるのだが、しかし、人によっては「俺は/わたしはどこまでも頑張ってこれを成し遂げたい、たとえ体を壊そうとも・・・そして、成し遂げられなかった場合の無念や恥を思えば、過労で死ぬことさえも厭わない」と思いつつ頑張るケースだってあろうし、過去・これまでには、そういう執念と気概があったからこそ生まれた成果というものが日本のあちこちに見られたのではあるまいか(企業人でも職人さんでも、さまざまな仕事の人それぞれについて)・・・今後の日本ではそういうことが一切見受けられなくなるということがあれば、むしろ怖い、不安にさせられるかなあ・・・世に反論はありえようが、残念ながらこちらの頭・思考回路が古く、また、容易にそれを直せそうにもない。   
   


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