2017-05

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雑記



   
 ピエール・ブレーズ(ブーレーズ)の指揮者としての経歴や、この人への注目の集まり方などなどは、もしもセルやクリーヴランド管との接点が無かったら少しは違ったものになっていたであろうと思う。もちろん、そのような出会い・関わりが無くても大きな功績を残せたであろうことは間違いなかろうけど。   
   
 ブレーズというと近現代の作品ばかりを指揮して来たように見えて、しかし、思い返せば、セッション・レコーディングやライヴ音源として「水上の音楽」、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番、ベートーヴェンの交響曲第5番や「皇帝」なども残っているし、残された録音がある限りはまだ色々と聴いてみたい気がする。   
 仮に演奏実績と録音があるとすれば、ハイドンやシューベルトの作品など、あるいはフォーレとか、どんなあんばいに演奏してくれたことであろうか。   
 ベートーヴェンの「田園」とか、ウィンナ・ワルツ、シューマン、ドヴォルザーク、チャイコフスキーなどの作品については、それらの演奏がどういうものになったろうかを想像するのがとても難しい・・・ように感じる。本人にとってちっとも興味が無かったとか、また、もしかすると愉悦感や熱気を帯びさせることを嫌ったかも知れないか。   
   
 冒頭の写真のCDは、1991年レコーディングのほうの「春の祭典」など。   
   
   
 一緒に写し入れたのは「ちくま文庫」のもの。気軽に接しやすく、ゆえに一気に読めてしまう。   
 図版、つまり紹介されている絵画の「サイズ」を最初は残念に感じた・・・文庫なので仕方ないけど。しかし、これらの本としては「絵画と向き合って、その世界・美しさに浸りましょう」というのとは違って、絵画中のモチーフその他が意味する・示唆するものが何であるかの解説に意義がある。読み進むうちに、絵画のサイズはこれで構わないと思えた。もちろん、気に入った作品でもっと大きなサイズで観たいものがあれば別途の書籍・画集やネットなどを利用すればよいのであり・・・。   
   
 「モチーフで・・・」の本の、その目次のすぐあとの6ページで紹介されているジェイムズ・ホール著「西洋美術解読事典」は長らく手もとにあるが、事典形式であり、「最初から順を追って読み進む」という付き合い方をしにくく、かと言って、「ランダムにページをめくってどこかの項目を読んでみる」という気にもなれなくて、結局はあまり目を通さぬままになっている。この本が登場してしばらくした頃だろうか、日経新聞の「私の履歴書」の記事に添えられた写真には「天秤(てんびん)」の含意を示す参考例ともなるようなものがあって、その後は美術作品(絵画に限らぬ)のモチーフに関わる資料を気の向くまま集めたりもしたのであるが、いつの間にかそういう習慣も無くなってしまった。   
   
 ま、それはともかく、面白く読むことの出来た文庫である。   
   

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