2017-07

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セル関係の新譜



   
 以下の、文章の仕切線「・・・・・・・・」直前の部分まではエイプリルフールのネタとして用意したものです。架空の設定と、それに基づく架空の新譜CDをネタとしています。実際にはこのような「幻想交響曲」のCDはリリースされておりません:   
   

 セルがロンドン響を指揮した録音としては、「水上の音楽」ほかのヘンデル作品、チャイコフスキー/交響曲第4番、カーゾンとのブラームス/ピアノ協奏曲第1番、さらにまた、R.シュトラウスの歌曲、マーラーの「子供の不思議な角笛」などが知られている。それらは冒頭写真の上段2商品その他で聴くことが出来る。   
   
 写真の下段は、リリースされたばかりのCD3枚組商品で、「“幻想交響曲”の、3つの演奏」と題されたもの。フリッチャイ、トスカニーニの指揮によるもの(モノラル)のほか、セルのステレオ録音も含んでいる。いずれもライヴ音源。   
   
 1962年にセルはロンドン響のコンサートで「幻想交響曲」その他を指揮した。その直後、この作品をチャイコフスキー/交響曲第4番とともにセッション・レコーディングする計画であったところが、しかし、果たされたのはチャイコフスキーのものだけとなった。幸いにも「幻想交響曲」のライヴ音源は残っていたため、ようやくCD化が実現した。   
   
 セルのものについて、輸入発売元のコメントでは「良好で鮮明なステレオ録音」と謳っているが、筆者としてはその直前に「この当時のライヴ収録としては」と前置きしたいかな・・・でも、十分に聞きやすい・・だが、肝心なのは演奏内容である・・・これが予想に違わず凄い。   
 全体的に「折り目正しさ」と「コントロールの行き届き感」がしっかりと窺え、同時にまた、「ああ、これは間違いなくセルの、ヨーロッパ・オケを前にしての演奏であるな」と確信させてくれる熱っぽさ、踏み込み、毅然とした炸裂を感じる演奏である。   
 見事な寂寥感に驚く。そして、「舞踏会」・・・ここは、セルが正規レコーディングした「フィンガルの洞窟」を思い出させるような、意外にも遅めに感じるテンポ・・・その中で、ふくいくとした、艶々した輝きと、弾みと陶酔感(ここに深い「踏み込み」が絶妙にあるが清潔感があまりにも美しくて哀しさすらも漂う!)・・・この楽章のあとに拍手が入ってしまったハプニングは、しかし、これは「ハプニング」でなく必然のようにすら思えてしまう。しかし、演奏時間を確認すると他の指揮者らの演奏とさほど変わらず、これがセルの奇跡的表現力と呼ぶべきものであろう、おそらく。   
 その後の、剛直にして強烈で思い切りのよい表現・演奏などなども含め、個人的感想として「堪能し、圧倒される演奏」であった。   
   
 楽器のサウンド面での魅力は大きく、仮にクリーヴランド管を振ったものでもこれほどに魅力的な響きにはなりえなかったのではないかと思う。   
   
 アンコールとして演奏された「ラコッツィ行進曲」とビゼー/「アルルの女」から「ファランドール」も収録されている・・・最終5秒前くらいに入っている余計な騒音は、これは譜面台が倒れたなどしたものではあるまいか、どうなのだろう(笑・・・いや、笑ってはいけないな)。   
   
 なお、画像が小さくなってしまったこともあり、詳細情報については上の画像をクリック/タップして別の画像を開いていただきたい。   
   
   
 ・・・・・・・・・・   
   
   
 下の写真は、コンドラシンのCD9枚組商品。   
   
 背景は「週刊ダイヤモンド」誌3月18日号のページから・・・今更ながらも興味を持つ人もいるかなと思ったので。   
   
 「週刊ダイヤモンド」に関しては、これよりも少し前の号で問題提起されたコメの産地偽装問題についてここでちょっと書きたかったのであるが、時間が足りないのでまたいずれ。・・・しかし、コメの産地偽装にはまったく驚かない・・・東京育ちの人間は普通それを前提に生きている・・・そして、それに警戒する人たちは農家から直接、あるいは、信用が置けそうな米屋さんからコメを買うのである・・・「コメ・肉の購入ルートの確保と工夫は戦中・戦後からの一大事。今日ではそれが、コメの産地表示が真正であるかどうかに変わっただけの話。騙される可能性がゼロに近づく購入ルート確保を」というのが現代の感覚であろう・・・違うか?・・・しかし、「こうしていれば決して欺かれない」などと言い切れる方策があるかどうかは・・・。   
   


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