2017-08

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立春・・・



   
 「恵方巻」/「丸かぶり寿司」というものを知ったのはいつの頃であったか。コンビニが商品展開を始めた頃のことであった。   
 馴染みが無かったものだから、それを知ったときには「けったいなもんやなあ」と思った・・・いや、東京育ちであるからして普通に標準語で「変な習慣があるのだなあ」と心の中でつぶやいたのであるが。そして「本当なのか? 実際には存在していない習慣をデッチ上げているのではないか? しかし、これが日本全国的に定着すると、クリスマス商戦、バレンタイン商戦みたいに大きな商売のタネに育つであろうなあ」などとも思った。やがて・・・今日では実際、日本全国での恵方巻の売上高・経済効果は随分と大きなものになったと言えるだろう(「立春前の節分」以外での恵方巻キャンペーンも行なわれるようになって来ているし)。   
   
 恵方巻というものを知ったときにはまた、「自分は一生、決して食べないぞ」と思い定めたものである。   
 が、中学時代からの友人が営んでいるコンビニに遊びかてら買い物に寄った折り、彼から「まあそう意地を張らずに、美味いし、面白いから食べてみろ」と何本か貰ったので食べることになってしまった(ただし、それが最初で最後、その後は食べていない)。   
   
 この友人については、筆者は昔から羨ましいと思ってきた。コンビニになる以前、親父さんが経営するお店はちゃんと繁盛しており、その後、親父さんがコンビニに経営スタイルを替えてからも商売は極めて順調そうであった。親父さんのもとで一緒にコンビニの仕事をする友人について、「景気も良さそうで何よりだし、ネクタイ不要で、通勤ラッシュに揉まれずに済む仕事で、気心の知れた家族どうしでやれるというのは人的ストレスも少なくていいよなあ」と思ったものである。   
 が、しかし、彼に言わせると例えば「経営者・上司が父親であるというのは、しんどくて鬱陶しいものがあるぞ。親父の意向を窺いながら、あるいは諸々の説教をされながら仕事をするというのは・・・」と聞かされた。確かにそうなのかも知れない。そのほか、あれやこれやと考えたり悩んだりすることもあったようで。そして彼は「そこへいくと、お前のほうが羨ましい。お前、子供の頃から、“ここぞというときにも頑張らない生き方”をしてきたもんなあ、そういうのが羨ましい」と言ったのであった・・・これは彼が、中学生時代の筆者を思い起こして言っているだけであって、高校生以降は随分と心を入れ替えて生きてきたつもりなのであるが(笑。しかし、睡眠時間だって、コンビニ経営の彼に負けないほど切り詰めて過ごしてきたのである)。   
   
   
 恵方巻の食べ方は何だか「ほのぼの」するものがあるが、しかし・・・。   
 コンビニでのバイト学生などが恵方巻販売ノルマを課されているみたいなことが報じられているけれども、恵方巻であろうがクリスマス・ケーキであろうが、そのようなノルマは理解しがたい、許せないと感じる。   
   
 仮に、次のようなバイト募集/バイト条件であれば、これはよろしいと思うのだ:   
   
  時給 ×××円。   
  なお、2月×日まで、さらに恵方巻販売実績給を上乗せ支給します(12円/1本)。   
   
 12円について特に根拠は無い(笑)。   
 もちろん、基本の時給部分は最低賃金を下回ることがあってはなるまいし、また、上のような奨励給があるからと言ってノルマ、最低到達目標など設けないこと・・・バイト各人が売込先として家族・友人を考えるならそれもよろしかろうし、他方、「自分は特に売込みたいとは思わない」という人もまた良しという感じで。   
 なお、主として成人、いや、社会人経験を経ている者などに、請負のスタイルで恵方巻販売を託す場合の給与の仕組みについてはまた別の話となるであろうか。   
 (なお、筆者、労務・労働法関係の専門家ではないから、上で書いたことには誤りがあるかも知れない。)   
   
   
 ・・・・・・・・・・・・・・   
   
   
 (恵方巻を食べるにせよ食べないにせよ・・・)さて、立春を迎えると、伝統的な(古い)考え方としてはいよいよ新年である。(また、今年の例で言えば2月3日までに生まれた子供の干支は「さる」とされるし、2月4日以降に誕生した子供は「とり」となる。)   
   
 今年2017年は、1897年生まれのジョージ・セルの生誕120年である。めでたし。   
   
 120年ということは、還暦の60年ちょうど2回ぶんで、その意味では生誕100年よりもめでたい。1897年は「丁酉(ひのと とり)」で、当然ながら今年2017年も同じ。   
   
   
 さて、今さらここでセルの活躍をすべて振り返るなどすれば大変なことになってしまうので、残っているレコーディングのうち最初期に属するものの中から・・・セルが、歌手リヒャルト・タウバーのオーケストラ伴奏の指揮をしているものを紹介。実に、大正13年から昭和2年にかけての録音。   
 冒頭の写真は、SP盤から板起こしされた音源を含むCD商品。これまで何点かリリースされてきたが、上段2商品および下段左の商品に収録されているものは、すべて下段右の商品に含まれている(セルが関わっているものについては)・・・よって、この10枚組CDセットを買い求めれば、あれこれ探し求める苦労をせずに済む。セル・ファン必携とまで言えないと思うが、このタウバーという歌手の歌唱そのものがたいそう魅力的で(これほどCD化されているのはその証拠!)、そういう意味でお奨めしたく思う(音質面に不満を覚える人もいようけど)。   
   

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