2017-12

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ヴォータン、業担、MOF担・・・




   
 ワーグナーの「指環」の物語にヴォータンの存在は欠かせず・・・。   
 そういう、「欠かせない存在」が世にはいろいろと有るし、または、有ったりもした。   
   
   
 タイトル中の「MOF担(もふたん)」の意味合い・役割は銀行・金融関係者などに尋ねていただきたい。   
   
   
 さて、「業担(ぎょうたん)」とは・・・業界関係担当職、業務担当職などの意味で、この職は広範な企業・会社に存在していることであろう。が、必ずしも正式の(組織図・名刺などに記載されるような)「役職名」になっていない。   
   
 その担う職務は様々であり、たとえば、「この製品分野について、業界にて統一的な安全基準を作ったほうがよろしいのではないか」などというとき、自社側の考え・要望を整理・集約しつつ、同時にまた業界全体とのすり合わせ等も図っていく・・・そんな役割もあるし、ほか、経済産業省・国土交通省その他の政府機関/官僚に対して、あるいは政治家に対して業界全体として出していきたい提言・要望事項などをまとめ上げるような仕事もこなしている人たち。   
 しかしながら、この他に、企業によってではあるけれども、「業担」として次のような役割を担う人物もいるであろう・・・競合企業との談合、受注調整合意、ヤミ・カルテル合意、また、ヤミ献金・ヤミ協力金・ヤミ工作資金などの運び役/渡し役、等々を受け持ち、つまりは、自分が摘発されたら取調べを受けたり逮捕・起訴されたりすることもあるという、際どいことを担う一種の「汚れ役」。もちろん、このようなことをどこの会社もがやっているわけではないし、また、上のどれもこれもをでなく一部だけをやっているというケースであったり・・・それは様々であろう。   
   
   
 談合その他は、業界の各社が価格競争・料金競争に巻き込まれて利益率低下・赤字操業・事業撤退・廃業・倒産などに陥らずに企業存続・繁栄していくための「必要悪」とする考え方もあろうけれども、しかし一応、今日では「企業間の絶え間ない競争こそが善である。競争を阻害するものは悪である」ということが前提・常識・テーゼともなっているので、上のような「必要悪論」は通用しにくい。(一部の業種・ジャンルにて例外的にカルテルが認められるケースもあったりはするが。)   
   
 それでも、「あのね・・・、きれいごとでは生きていけないのよ。談合もヤミ・カルテルも、みんなでやれば怖くない!」みたいな考えはしっかり生き残っているのだよなあ、きっと。尤も、これを100パーセント批判する気にも、微妙なところで、実はなれない。たとえば建設業・土木関係業を見てみた場合に、超一流の一級建築士・トンネル工事技術者・道路関係技術者などなどを擁していながらも、仕事を受注することが出来ないままでいたらその企業はどうなるか、その従業員と家族は、下請け企業はどうなるか、連鎖的影響はどうなるか・・・ということである。ま、「そこはそれ、淘汰ということですよ」と総括してもよいのかも知れないけど、その影響は大き過ぎるのではなかろうか。   
   
   
   
 ヤミ・カルテルというと「売り値、提供価格、受注価格」などの面ばかりを連想する人は多いが、何かを仕入れる同業者どうしが「○○を仕入れるにあたっては幾ら幾らを超えないようにしようぜ」という取り決めもあったりする・・・「農家が持ち込んで来るコメの買受金額はキロ当たり幾ら幾らまでに押さえこんでおこうぜ」と合意したりすれば、それもまた問題なのだ・・・これまた意識されにくいが(罪の意識が生じにくかろうが)実際にあったりもすることであろう。   
   
   
   
   
 「こんちはー、毎度、お世話になってます・・・いつもいつも繁盛してますね・・・あの、ご主人、ちょっと、いいっすか? お宅の店に卸させてもらっている○○の商品ですけど、あの値段で売ってもらっては困ります。前にも言ったとおり、最低でも○○円以上で売ってください。おたくの昨日の新聞折込チラシですけど、あのセール広告はどういうつもりっすか? ○○をセールの目玉商品にしてもらうと困るんすよ! よそのお店も同じことをしだしたら値崩れの連鎖になりますから、やめてください。わたし、真剣に言ってますから! とにかく、わたしが言いたいのは、今すぐ、わたしの目の前で売り値を改めてください。そうでないと、取引をやめさせてもらいます、今後は品物を流しませんからね。これ、皆さんにご協力いただいてます・・・だから、他店との競争で負けるなんてことにはなりませんから安心してください・・・で、いまの話は内緒でお願いしますからね」なんていう圧力/再販売価格の維持・拘束も、たぶん、今日も世の中のあちこちに存在しているのではなかろうか。   
   
   
 「いけないこと」とされているけど無くならないもの・・・かな。でも、それで皆がそこそこハッピーに過ごせるなら・・・うーん。      
   
   
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 このところ、相撲界での暴力事件に関して某・親方の対応・言動に関心が高まっている。でも、外野からどうこう批評するのは、何となくではあるが、今はまだ時期尚早なのではという気がしないでもない・・・あくまで「何となく」である。   
   
 この親方といえば、印象的なのは以前から時に新聞広告に登場する横顔・・・その広告はウィスキー「シーバス(シーヴァス)リーガル」のシリーズ中の「ミズナラ」のもの。   
 これの風味には個性的なものが活きていて、魅力に満ちている(ただ、好みは分かれるかも知れない)。その風味ゆえに、普通のシーバスのようにクイクイと乱暴には飲めないけど満足感・充足感は大きめ。冒頭の写真でいちばん右にあるのがそのボトル。初めて買ってから通算してもう4、5本目のボトルになろうか。   
   
 写真の真ん中のものは「カティ・サーク」の「ストーム」という品。「カティサーク」ではよく知られているレギュラーのものの「あっさりライト」な風味とは違い、わりと「くすみ感/スモーキー感」や重み・深さなども感じられ、よろしき滋味・楽しみを与えてくれる。開封直後(開封初日)にアルコール感が気になるときもあるが、それはすぐに消える。美味。加水すると上品さのようなものがぐっと出て来る。もちろんストレートで飲んでも・・・愛着がわく。   
 レギュラーのものは「グレンロセス」をメインのモルトとしているらしいのだが、この「ストーム」はハイランドパークその他がメインらしいので、風味の傾向もまた大きく異なるわけで・・・。なお、下のほうに置いた画像は過去のものの再利用で、グレンロセスの空きボトル。形状がユニーク。   
      
 再び冒頭の写真に戻り・・・いちばん左に並べて写し入れることにしたのもスコッチ。これもしっかりと美味い。なお、どうでもよいことかも知れぬが、ボトルの裏側ラベルにはカラメル色素に関わる表示/記載がせっかくあるので、輸入業者が上から貼るシールはその個所を見えなくしてしまわない位置に貼付していただきたいかな・・・そうすればウィスキーを愛好する人・愛好していく人たちが「ウィスキーとカラメル色素との関係」に関心を持つ・理解を示すきっかけになりうるのだし。   
   



   

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クラシカルな某

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