2015-06

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雑記



   
 日本の数ある法律のなかで、憲法は何番目くらいに重要なものか?   
   
 その答えは言うまでもないところである。が、しかし、日頃は憲法を意識せずに過ごしているがゆえ、「むしろ民法、商法/会社法、証券取引法、法人税法、租税特別措置法、独禁法やそれらに関連する省令・通達などなどのほうが大切だよなあ」的な感覚が頭と体に染みついてしまっている・・・これは、決して筆者だけのことではあるまい。憲法の規定内容によっては、民主主義も、私有財産制、資本主義も否定されかねないのに。    
   
 「憲法の規定するところは、何というか、理想とか目安みたいなものではあるまいか、厳密に堅苦しくとらわれる必要も無かろうになあ」という、誤った感覚もまた筆者には宿ってしまっている。あと、ほかには「労働基準法も目安であって、こんなものをいちいち遵守していたら企業間競争に負けてしまうぞ、労働者本人が燃えているときには、たとえば36協定なんかも関係ないだろうに」という感覚も10何年か前までは持っていた・・・今は「それは誤った理解・感覚であった」と心得てはいるが。   
   
   
   
 さて・・・。   
 戦争や、武力を伴った内紛・民族紛争などなどの行為は、出来るだけ避けたい、愚かなことである。   
 しかし、「愚かなこと」と断ずる・理解するには「賢明」であらねばならぬ。すべての国や民がそういう賢明さを備えているかどうか・・・。多数の日本人が、戦争の体験談を通じて、あるいは議論その他を通じてそういう賢明さを身につけることが出来たとして、はて、他国やその国民はどうであるか/どういう行動をとりうるかは分からない、何も保証されていないのだ。   
 日本は、幸いにしてその領土、領海、領空を他国から脅かされることはない・・・などと信じられるであろうか。いろいろな形で(他国との同盟関係の強化を通じてなど)抑止力の強化が必要と、筆者はずっと以前から考えている。「憲法=目安」という感覚があるがゆえ、集団的自衛権に関してもあまり抵抗感を覚えない。とりあえず「出来ること」を拡大しておくこととし、しかし、「その出来ることのすべてを現実に実行するかどうかは、その時その時の内閣・政府・議会が判断すればよろしいのではないか」と思ったりする。乱暴な考え方と受け止められようけど。   
   
   
 「国 破れて 山河あり」とは言うけれども、仮にまたもや日本が戦争に至ることあったとき、「破れる・負ける」ということは絶対にあって欲しくない、日本の国土の一部たりとも奪われたくないものと考える。   
   
   
 冒頭の画像は・・・梅雨明けとそれに続く夏本番を控えて、メイン利用のPCを新しいものに買い替えた。   
 いま使っているPCはこのところ排熱ファン回転が忙しく、夏バテ(CPU暴走その他)を不安に思ったのだ・・・PCにポカリスエットやアクエリアスを飲ませるわけにもいかぬし・・・。   
   
 筆者個人の、目下の、韓国・中国に対する感情は悪化している(ただし、台湾その他に暮らす人々、香港の人々に関してはそういうことはない)。というわけで、 ThinkPad のファンでありながらも今回は日本メーカーの製品を選んだ次第・・・内臓メモリおよび自分で増設したメモリは韓国メーカーの製品ではあるが。   
   
   

Are you sure? - Surely, these are 鮎s.



   
 (↑) 鮎(アユ)の塩焼き。昨晩、親のために調理したもの。   
   
 串打ちは、やはり自信が無いのでよしておいた。   
   
 下のは、調理前、塩を振った直後のもの。   
   



雑記

   
 或る若い知人は夫婦共働きである。二人とも新聞は日本経済新聞を読んでいるが、小学生の子供のためには他の新聞(子供向けの新聞ではなく日本の3大新聞のひとつ)も購読しているのである。   
   
 「子供が幾つくらいになったときに日経新聞を読ませ始めるのが適当か」という話題になることがあって、筆者は「それなら今日・明日からでもいいんじゃないか。家計の節約にもつながりうるし」と言った・・・筆者には子供がいないので、ちょい無責任発言であったかも知れぬ。また、筆者はセコい人間であるからして、子持ち世帯の、そのお子さんに関わるケータイ・スマホ料金とか塾・習い事の出費とか、そして新聞購読料などにも、ついつい余計な心配をしてしまう・・・出勤で家を出る前にザッと新聞に目を通すのであれば、ページ単位ならぬ紙単位(つまり4ページぶん)で「アトで読む個所がある」・「もう目を通したから勤め先まで持っていかなくても構わない」という基準で家に置き去りにしていける部分があろうというものだ・・・子供に「今日の新聞」をちゃんとその日の放課後あたりに読ませることは、特段の追加出費なくても可能であろう。   
   
   
 さて、筆者の世代だと、「大学生になったから日経新聞を読み始めた」という同級生がけっこう多かった。   
 ちなみに筆者は小学校高学年になる以前は「新聞を読もうともしない子」であったので、筆者のためにと親がとってくれていた(日経新聞ではない)某新聞はいつの頃であったか購読を中止してしまった。けれども、小学校高学年・中学生の頃になると、学校から帰宅したのち、親が読んでいた日経新聞をめくるようになった・・・その日の朝刊が家にある場合もあれば、前日の朝刊しか無かったこともある。しかし、夕刊は自分がいちばん先に読んだ。   
   
 当時の日経新聞は今と違って、子供には難しく感じられる記事の割合が非常に多かった(他の新聞と同様に、活字サイズは今よりも小さかったから文章量も多かった筈)。それでも無理して読んだ。   
 今の日経新聞は食べもの・料理に関する記事だって、健康の秘訣や掃除のコツについてだって、色々なものが多く載っている。社会面の記事に限らず、子供の「読む練習」「読む習慣づくり」のためにはこういうものだってちゃんと役立ってくれると思う。(ただ、しばしば気になるのは、記事のテーマ・硬さ・柔らかさによって使い分けているのかどうか知らないが、たとえば普通なら「よい」と表記されるところを「いい」と表記されていることがあり、これが、子供たちが身につける文章表現にどう影響するか等の問題である・・・筆者の書いているようなお遊びブログとは違うちゃんとした新聞・メディアは、しっかりした言葉・表現・表記の選択が求められるであろうに・・・いや、一定のポリシーと判断のもとに行なわれているのであればケチつける気も無いのであるが)。   
   
   
 子供の頃、たまたま何かのハイジャック事件だかがあったとき、「日経新聞は他の新聞と比べて報道/記事化が遅いんだな」と感じさせられることがあった。   
 そしてまた・・・。学校の先生が生徒に文章をしたためる習慣をつけさせる意図で「班」ごとに交換日記というか、交替で日誌をつけさせる試みをしていた。文章を書けない生徒のことも考慮してであろう、日誌ノートには「その日の、日の出時刻」その他を新聞から単純転記するページもあって、何というか、無理にでも「その日の/最近の出来事、所感など」を記述しなくても済まされる/恰好がつくような工夫も幾つかされていた。しかし、当時の日経新聞の天気欄には、そういう日の出時刻などのデータは載っていなかったのである、確か。先生に「新聞に載っていません、記入しなくてもいいですか?」と伝えると「何新聞?」と訊かれたから新聞名を答えると「あの新聞だと、そうかも知れないね、それならば君は(日の出時刻などを)記入しなくていいよ」と言われた。   
 ・・・そんなこともあって「もしかして、日経新聞は“ダメな新聞”なのか?」と思ったこともある。が、読み続けていくうちに、世の中の経済・産業の動き、大蔵省・通産省(いずれも当時の省庁名)・日銀などの機能・役割、そして多様な商売(ビジネス)が存在するがゆえの面白さ・躍動感などなどに大きな興味を持つようになった・・・「生きていくうえで一番大切な知識、情報、知恵の働かせ方、心のエネルギー源」に触れる思いがしたのである。すると、おのずと、「世の中で関心を払うべき事象は経済活動である」と考えるようにもなる。そして、他の新聞の意義・意味合いが薄く感じられてしまうのである。   
   
 筆者の親たちは「テレビばかり観ていると馬鹿になるよ、それよりも本や新聞を読みなさい」と言うことはなかった。しかし、複数の先生たちはそういう意味のことを生徒に言った(先生たちの意図は、しかし、日教組の思想・視点をまじえつつの、子供たちには「世の中を、批判的精神を持って見定める人間」に育って欲しいということであったかも知れない)。   
 新聞の各ページをどの順番で読んでいくかというと、筆者の場合にはまず1ページ目を読み、ページをめくらないままに全体をひっくり返して最終ページに目をやり、そしてその最終ページの側から順に1枚1枚とページをめくって読んでいくのである・・・つまり、総ページ数が40ページであるとするなら、読む順番は1ページ、40ページ、39ページ、38ページ・・・という具合。記事は縦書きであり、そしてページ番号の振り方からしても、このようなあんばいに読み進むのは間違いであろうけど。   
 こういう順番で新聞を読む場合においては最終ページに何が載っているかは当然ながら大事なことになる・・・。さきほど書いたような、先生による「テレビを見下す物言い」に影響されもした筆者は、新聞の最終ページにテレビ番組欄があるのは大いに幻滅というか、「あんたもやっぱりテレビ好きでしょ?」と言われているような、馬鹿にされているような気分になってしまうのだ。   
 人それぞれ新聞のページをどういう順番で読むのであれ、一日のどこかのタイミングでテレビ番組のチェックをしたい場合、番組表が最終ページにあるのは便利である・・・そういう便利なページに配置しているということは、つまりは読者に「あなたもテレビ好きなんですね」と言っているようで、そこがやはり気に入らない。   
   
 出張その他でホテルに宿泊すると、「明日の朝はお部屋に新聞をお届けしますが、日経新聞でよろしいですか? ご希望であれば一緒に地元紙もご用意できますがお読みになりますか?」などと言われることがある(「お届け」と言ったって、ドアと床の隙間からビニール袋入りの新聞がポンと差し入れられるとかだったりするが・笑)。しかし、日経新聞が用意されていないホテルというのもあり、これは大いに残念なことだ。   
 朝食コーナーの脇に某新聞が積まれていて「ご自由にお持ちください」と書かれていることがあるが、そういうとき「日経新聞は無いの?」とホテルのスタッフに問う。相手は「ありません」と、何の問題も無いかのように答えるからこちらは腹が立って「じゃ、チェックアウトしたあとでどこかで買うからいいや、一番近いコンビニはどこ?」などと尋ねることになる。そして、「このホテルには二度と泊まるまいぞ」と思うのである。   
   
   
 子供の就職活動に関して「うちの子は志望業種を絞れていないからダメだ、あれもこれもの業界を研究できるわけがないから絞らなくちゃ」と不安がる親御さんも多くいるようだが、それだとたとえば子供が「トヨタかホンダ、日産、デンソー、アイシン精機、ヤナセに就職したい」というのはよろしくて、そうでなく仮に「NHKかJTB、三井住友フィナンシャル・グループ、第一生命、キューピー、永谷園、三菱電機、資生堂、伊藤忠商事などなどに就職したい」みたく考える子はいけないということになる・・・筆者に言わせれば「おかしいじゃないか!」である・・・「若い人たちの前には、あまりにも多くの面白がれることが、あっちの業界、こっちの業界、そしてそれぞれの企業でいっぱい山積みに待っている」のだから・・・この、多様なビジネスと人生があることの面白さ、生き方・進路・世の中の泳ぎ方の可能性・多様性に気づかせる意味で、子供の頃から日経新聞に触れさせることには大きな意味があると、少なくとも筆者は思うのである。彼ら子供にとっては(自動的に)色々な業界・企業の特性・強み・課題も「きわめて普通の常識」となるであろう。   
 (なお、ついでに言えば、ベンチャー企業などの経営者が言いそうな、「君も創業メンバー/第○期生に加わって、俺と一緒に夢を実現しよう」という言葉に対して胸が躍っても慎重な意思決定・進路決定をすべきものと筆者は思う・・・たとえ技術力が高く商売ネタがよくても自己資本比率も低い、流動比率も低い、銀行借入金が大きい、そのほか企業財務に懸念がある企業は、それが改善されるまでに時間を要することが少なくなかろう。給料・待遇・福利厚生などの改善を抑えて借金返済を優先することも当然の行動であり、するとシワ寄せは従業員に及ぶ。創業者の夢の犠牲・下敷きになりたいと望む人はともかくとして、最悪の展開では「沈む船に同乗させられた」ということにもなりうるであろう)。   
   
   
 もし子供が日経新聞を読み続けていれば、やがて大人になったとき「たとえば、この先の経済を予測する力がつく、企業が直面する課題への解決策を見出す力が備わる」と言えるか? これは疑問である。多様な因子が経済環境を左右するし、企業の挑戦と課題に関わる問題解決は、天才を別とすればおそらく「考えて考えて悩み抜くことでようやくにして正解を見出せる、しかも、時には、朝令暮改との批判を甘受しながら臨機応変な対応をしていかなくてはならない」ものであるからそういう習慣・覚悟・根性を身につけていなければどうなることか分からない(のではないか)。しかし、少なくとも、経済学者、エコノミスト、アナリストその他がその折々に説く内容を無理なく理解する力くらいは獲得できるであろう。あとは、「それを鵜呑みにするか」、それとも、「ほかに考慮すべきこと・気に留めなくてはいけない事柄について頭を回転させるかどうか」が大切か。   
   
   
 よその新聞店から回って来る販売促進スタッフから「日経新聞しかとっていないんですか? それだと情報が偏っちゃいますよ」(思想が偏るという言い方でなく情報範囲が偏るという意味と解された)と言われたことがあるが、しかし、筆者は「テレビの、ごく普通のニュース番組で接することになる情報をわざわざ新聞で読むだけ時間のムダである、そういう記事が多いほどにその新聞の価値は低い」と言った。すると、向こうは、玄関のドアは閉めない、門扉も閉じずに去って行った。あとを追って文句を言うのも馬鹿げているので腹が立つのをグッとこらえて静かに門を閉めようとしていたらその販促スタッフは隣家の主人と口論に至っていた・・・すると、こちらの怒りも再燃し、隣家の玄関先にお邪魔して「(ドアや門など)開けたものは閉めるものだと、あんたの親はあんたに教えることもなかったのか? 生まれ育ちは大丈夫か? どこの新聞店に雇われているのか? 変なヤツを雇うなと新聞店に連絡せにゃならん」と言ったが、その男はついに自分の雇い主の店を答えなかった。   
 新聞社は、その販売店に対し、販売促進に際しては「○○町の○○新聞店から参りました」と伝えるべきことを徹底すべきと考える(出来れば、小さな紙片でもよいから書面提示がよいのではないか)。   
   
   
 居酒屋ではあまり例が無いが、スナックなどでは「暴力団関係者は入店をお断りします、ヤクザっぽい方もご遠慮願います」みたいな掲示をしている店がある。   
 仲間4、5人で飲みに出掛けて、そのうちのひとりがそういう掲示を指差しながら「あー、梅田さんはこの店には入れないっすよ・・・ヤクザっぽい人は入っちゃダメだって(笑)」みたいな冗談が飛び出すことがある。   
 この梅田さん(もちろん仮名)と呼ばれるヤツはルックスもいかついのだが(およそ45歳)、声もまた凄い・・・知り合いでなかったら電話の向こうの声にビビる人はたくさんいるであろう。自宅にやって来た訪問セールスの男性に奥さんが懸命に対応していたとき(困りかけていたとき)、家の奥から「誰か来てるんか? お前(=奥さん)はそこで何をごちゃごちゃ喋っとるん?」みたく声を掛けながら廊下から玄関へと出て行ったらセールスマンは慌てて退散したという。ああいうルックスと声を羨ましく感じたりもする。   
   
 おっと・・・脱線してしまった。   
 子供が日経新聞を読むことのメリットその他については、いずれまた、改めてじっくりと書くことにしよう。   
   

雑記

   
 株式投資の手法は人それぞれ・・・。   
   
 或る企業(幾つか)は、業績もよく「優良企業」と呼んで間違いなくてその安定性・将来性にも懸念が無いのであるが、株価は意外に大きく上下する・・・となれば、株価が下がったときに買い、上がったところで売ることになる・・・やがてしばらくしてまた下がるときがあれば買い、そして売り・・・コツコツ着実に成果をあげるに好適である。こういう、特定の銘柄の値動きに目配りすることは面倒くさくないものであるから、同様の売買繰り返しをやっている人は少なくなかろう。   
   
 しかし、セル・ファンという、ちょっとマイナー好みの人間だと、上のような投資行動はメインなものとなりえない。「よい企業」、「いま元気である企業」を探し出すことに熱が入るのだ・・・もちろん、業績の結果(決算)をみて「ありゃ、今期は大したことなかったな」と思わされることも有りはするれども。    
   
   
 「感情を排した銘柄選び」というのも、筆者にとっては当然のことである。   
 お昼休み、ネット証券会社にログインしているときに同僚に投資銘柄を見せたことがあるが、「マヨネーズを嫌いな人がどうしてマヨネーズ会社(C社とかK社とかあるのだ)の株式を買っているんですか?」と問われたが、筆者は「マヨネーズもタルタルソースも嫌いだが、現実としてマヨネーズは“食のインフラ”に準ずるものになっている、それに、これらの会社はマヨネーズばかりで商売しているわけではない、企業として魅力的なのだ」と説明した。   
   
    
 「分散投資」というのもこれまた投資手法である・・・広く「投資」と言う場合の対象は、外国通貨(外貨)、外国株式/債券、国内株式/債券、貴金属、そのほかあるけれども、「日本の株式」の中においてもさらに業種分散が必要と考えている・・・安全性や、リスクの分散と緩衝などのために。   
 (下のは、3月期決算企業の、6月株主総会招集通知の封筒・・・筆者は、多様な業種に分散させている。)   
   



「来た、見た、勝った」・・・じゃなくて、「消えた、出直した、漏れた」

   
 社会保険庁時代には「消えた年金」問題が発生したが、今度は日本年金機構で何と呼ぶべきか「漏れた年金情報」問題が発生した。   
   
 扱う情報の大切さについての認識、それに相応しいセキュリティ対応や慎重さ、問題発生後の迅速で的確な対応など求められたわけであるが、さて、実態をどのように評価すべきか。「あのような攻撃を受ければ、これはもう仕方ないさ」と同情すべきであるのか・・・分からない。   
   
   
 普通の企業・職場の場合、仕事が早めに済んだときでも終業時刻になるまでは席・持ち場などにいるものである(時には同僚と談笑することもあるが、ま、それも許されよう)・・・そして、終業時刻になってから席を離れ、タイムカードが導入されている場合であればそれに時刻を印字する等々のことがされている。   
 が、しかし、社会保険庁であったか、どこかの社会保険事務所であったか忘れたが、終業時刻前からタイムカード印字マシンの前に職員の列が出来ているということも見受けられたようである(そして、終業時刻を迎えたところでタイムカードの時刻の印字をするわけである)・・・「消えた年金」問題のときに視察した国会議員がこれを目にして呆れたということを、新聞記事か何かで目にした記憶がある。   
 「上のようなことから窺える執務意識・モラールが、日本年金機構とその関係組織にもなお残っていたりせぬか、いや、うーん、常に真剣さを持って仕事に当たっているのか」という疑念を、筆者はずっと持ち続けている。「今や、職員の意識はガラッと変わっているよ」との反論もありえようが、そうだとしても、ともかく今回の事件は起きた。   
   
   
 さて、今回の件にからんでは今後に、国民ひとりひとりを巻き込みうる特殊詐欺事件が生じやせぬかと指摘する声がある。で、今回の件に関連して日本年金機構から国民に電話で連絡することはないから不審な電話には注意せよ、ということになっている。この注意喚起の仕方・内容は十分であろうか? もっと広範なケースを念頭に置いて注意喚起すべきではないのか・・・「今回の件に関しては多様な詐欺事件が想定されます、しかし、まずもって、金銭の支払に結びつくような話に乗ってはいけないということを肝に銘じてください」みたく。   
   
 詐欺事件に詳しい人が、詐欺事件/詐欺電話として想定されるパターンを述べて注意を促しているが、筆者思うに、それら想定パターンに尽きるだろうか(尤も、すべての想定パターンを読んだり聞いたりしているわけではないが)。   
   
   
 2015年7月、あなたのもとに次のような電話が掛かって来るかも知れない・・・この例において、電話の主は、自分たちが日本年金機構や年金事務所の職員であるとは名乗らない。さて、誰ひとりとしてだまされることはない、と断言できようか:   
   
   
「もしもし・・・田中さんのお宅ですか? ご主人の伝八郎様でいらっしゃいますか? こちらは○○ローン・サービスの奥村と申します。   
   
 先週はお疲れ様でした。 え? 先週の2日に資金のご用立てをさせていただいた○○ローン・サービスです。わたくしどもをお選びいただき、ありがとうございました。   
   
 それで、緊急に確認いたしたいことがございましてですね・・・田中様、資金の使途はクリーニング店の運転資金であると申告なさいましたが、昨日、お申し出のあった店舗住所であります緑町1-2-○○の現況確認に参ったのですが、どうしてもお店が見当たりません。   
   
 それで、本人確認書類として提示いただきました田中様の年金手帳(または年金証書)のコピーを再度詳細にチェックさせていただきましたところ、これが偽造されたものであることが判明いたしました。日本年金機構に確認いたしましたところ、田中様の場合、基礎年金番号その他の情報が外部に流出していますよね、間違いございませんか? それをもとに年金手帳/年金証書が偽造されたものと推測されます。   
   
 あ、いえ、わたくしどもは、日本年金機構から田中様のもとに流出事件に関する郵便がちゃんと届いているかどうかまで感知しません、ともかく、わたくしどもが田中様にご融資いたしたものについて、お約束どおりに8月から分割返済を開始していただきさえすればそれでよろしいわけです。 え? 300万円をお渡ししましたよね。これは元本ですから、あともちろん利息を乗せて返済いただくことになりますけれども。   
   
 いえ、お貸ししたものはきちんと返済していただかなくては。場合によっては田中様所有の不動産などについても差し押さえすることになりかねんませんし、そうすると家を引き払ってどこかへ移り住んでいただくことにもなりましょうし、ちゃんとしてください、お願いします。   
   
 田中様はそもそも、ご自身の年金情報が日本年金機構から流出したにもかかわらず、わたくしどもなど金融機関・貸金業者に注意を促すための届出を行なっていないご様子で・・・え? 各人が法務局、これは登記所とも呼ばれますが、もしそこに届出なさっていたならば、その電子データをわたくしどもは融資のときにチェックすることが義務づけられていて当然確認しますから問題は発生しない筈なのです。田中様の側でも、年金手帳や年金証書が偽造されたものであるから借金なり連帯保証なりといった法律行為が無効であると主張できるわけですが、田中様はそれを怠っていたわけですよね。さきほど再確認いたしましたところ、昨日になってもまだそういう届出を済ませておいでではありませんね、間違いありませんか?   
   
 特例法をご存知ないのですか? 特例法と言いますのは正しくは「日本年金機構からの年金情報流出と本人確認手続に関する特例法」というものですが、これに基づいて、先ほど申し上げたような届出を田中様はしておかなくてはいけないわけです。    
   
 困りましたね。そう致しましたら、お手数ではありますが、この特例法に付則がありますから、それにもとづく手続きを進めていただけますか? わたくしどもと田中様と、お互いのためになることですから、よろしくお願いします。   
   
 えっと、本当にご存知ないのですか?    
 先ほどの特例法には付則というものがあります。一種の救済措置になります。田中様が返済をまぬがれるための手続きになります。   
   
 では、概略をご案内します。わたくしどもがこうして田中様にご連絡を差し上げてから3日以内に貸し金の元本と同額、つまり田中様の場合ですと300万円ですが、これを法務局、さきほど申しましたとおりに登記所とも呼ばれますが、そこに供託していただく、つまり預けていただくと、少なくとも、まず田中様のお借り入れについて利息が発生しない扱いになります。そして、あとこれは1か月とか2か月とか、そんなに慌てずともよろしいのですが、所定の書類に、お手もとにあるホンモノの年金手帳や年金証書を添えて簡易裁判所に申し立てを行なっていただきます。すると裁判所から決定・命令が出ます、この手続きは形式的なものですからまず間違いなく大丈夫です、それで田中様は返済を完全にまぬがれます。わたくしどもが田中様に返済を迫ることは禁止されますし、また、たとえば田中様の不動産などを差し押さえることも禁止されます。法務局に預けていただいたお金につきましては田中様のもとに戻されます。わたくしどもには、貸したお金と同額が国から給付されることになります。日本年金機構という機関の不祥事ですから、国がそういう特例法を施行しているわけです。わたくしどもとしては本当は利息も欲しいところですが、残念ながらこれはやむをえないところでして。   
   
 いま申しましたように裁判所のほうの手続きは急がなくてよいのですが、法務局への供託、つまり300万円を預ける手続きは今日を含めて3日以内、つまり、あさってまでに済ませていただく必要があります。時間的には少し苦しいのですが、きちんとしていただく必要があります。   
 この手続き、わたくしどもが田中様を代理して行なうことは認められていません。わたくしどもと田中様とがグルになって不正な手続きをすることを防止するため、そういう代理は禁止されているのです。   
 それでですね、田中様には弁護士または司法書士をご紹介させていただきますので、そちらを通じて速やかに手続きを進めていただきたいのです。よろしいですか? 遅れると田中様は返済をしなくてはならなくなりますし、そして今回の融資条件では利息もわりと大きくなりますからくれぐれもご注意ください。   
 それでは、のちほど、弁護士さんか司法書士さんから連絡を差し上げることになりますので・・・あっ、ご紹介できる弁護士さんのほうがもしかすると多忙かも知れませんので、おそらく司法書士の先生になるかと思いますが、あとはそちらと手続きを進めていただけますか? 先ほど申しましたとおり、わたくしどもとは別の、然るべき資格を有している人でないと手続きの代理は許されておりませんので。   
 供託するお金の300万円、それと司法書士さんの手続報酬の2万円、これは消費税を含めると2万1600円になると思いますが、それらはあらかじめご用意いただいたほうが事がスムースに運ぶと思います。田中様にとっては手続報酬が余計な出費になりますが、わたくしどももまた利息ぶんを諦めねばなりませんので、ここはひとつ、双方で我慢する・負担するということで、致し方ないところとご理解ください。   
   
 本日はわたくし、奥村がご案内させていただいたきました。   
 では、よろしくお願いいたします。」   
   
   
 プルルル・・・   
 「はじめまして、こちらは司法書士の○○と申しますが、田中様のお宅でしょうか?」   
   
   
 ・・・と、話の内容はややこしいが、相手の言わんとすることを理解しようと努めるほどに惑わされ、騙される可能性が高まりそうに思える。   
   
 日本年金機構を名乗っていなくても、特殊詐欺はありうると思えて仕方ない。もっといろいろな注意喚起が必要ではあるまいか。想定できる詐欺事例としては他のパターンもある。日本年金機構の「起きてしまった不始末」は、これは起きてしまった以上は「無かったことにできない」・・・しかし、そうであるならば、政府は、真剣に関連トラブル=詐欺事件などの防止に努めなくてはならない。   
   
   
 なお、上記の詐欺電話の例は架空のものであり、登場する人物の姓名などもまた架空の設定による。   
   
   
 マイナンバー制度で情報流出など起これば、やはり同様の問題が生じる(個人番号カードは本人確認資料のスタンダードとなるであろうし)。筆者は政府のやろうとすることにいちいち文句をつけたりしない性質(たち)なのであるが、しかし、マイナンバー制度に関してだけは不安を拭えないのである・・・管理・運営を、「やたらと心配性で、かつ尋常でないほどに完ぺき主義の人」の集団にゆだねるのであればともかく・・・そういう人、世の中にあまりいないのだよね、実際のところ。   
   

セルの新譜、発売済



   
  Altus レーベルからの新譜CDで、当初は6月20日発売予定とされていたセルのブラームス/交響曲第2番ほかのライヴ盤が既に発売済となっていた・・・上の写真。   
   
 近日中に鑑賞の予定。   
   
 下のは、ついでの買い物・・・「ついで」とはいえ、もちろん別の店(書店)にて。   
   



雑記



   
 「元気でな!」という意味で「達者でな!」という言い方もある。(三橋美智也の歌にも「達者でナ」というのがあった。)   
   
 山形県から届いて店頭に並ぶ野菜の袋には「達者で菜」と印刷されているものがあったりする・・・ダジャレ的な言葉遊びを含むブランドと言えようか。目にするこちらは「ふむふむ」と思う。   
   
   
   
 先日のこと目にしたトマトは、「きらキラ トマト」だったか「キラきらトマト」だったか、そのように印刷されたビニール袋に入っていた。「キラキラ」でなく平仮名で「きら」と表記される部分があるのは愛知県内の吉良という町でとれたトマトだからである。これまた「ふむふむ」と思わされるネーミングである。   
   
   
   
 さて、冒頭の画像は熊本県産のトマトのパッケージ(フィルム)にあったイラスト。   
 熊のイラストなのだが、その頭部にはトマトのイメージ/形があしらわれている。   
   
 で、この熊のキャラクターには名前が付いているのである。どんな名前だか、想像つくだろうか? 案外とむずかしいクイズと言えるか。  
   
 「くまトマとん」とか、いろいろ考えてみる人もおられようが、実はかなりシンプルなネーミングである。正解は、冒頭の画像をクリックしていただくと分かる。   
   
 (個人的には、ちょい凝ったネーミングにして欲しかったと思う。ま、美味いトマトだったのでよいけれども。)   
   

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