2013-08

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「ベト全」 と 「“う”尽くし御膳」 について

   
 セル/クリーヴランド管によるベートーヴェンのシンフォニー全集・序曲集が新たなリマスタリングにて再登場する・・・。   
   
  http://www.hmv.co.jp/news/article/1308040001/   
   
   

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 これも今となっては昔の話であるが、市井の発明家として、また博学でも知られた人物がいた。   
 かの人物は夏バテすること甚だしいがため、本名とは別に、もっぱら「平賀げんなり」という渾名で知られた・・・言うまでもなく「 平 賀 源 内 」 をもじった洒落である。   
   
 夏を前にしての或る日のこと、某R県の県庁所在地S市の飲食店組合では秘密会合が持たれた・・・それは、「うなぎ店」の経営者だけを外しての集まりであった。   
   
 居酒屋や洋食屋、弁当店のオヤジが、あるいは寿司店の大将、焼肉屋のオーナーらが、思うところを述べ立てた・・・。   
   
 「夏場になると消費者の目がウナギにばかり向かう日がある。それが常に“土用の丑”の日だけに限られるならばともかく、実際にはそうでなくて、その前後の日を含めて、おいらの店にやって来る客数は大きくブレる。客足を見込んで仕入れたものが余ったり、とにかく困るんだよ。我慢ならねえ」   
   
 ・・・と、そのような意見が交わされるうちに・・・客寄せのための、また、うなぎ屋から客を奪うための新しいメニューは無いものかという話になった。   
   
 先ほどの「平賀げんなり」氏に相談が寄せられた。   
   
 げんなり氏の提案・アドヴァイスの内容は、「丑の日には“う”の字が付くものを食べるがよろしい」との理由から下記の如くであったという。   
   
   
 献立/キャッチコピーは例えば次の如くする:   
   
   「丑の日の、美しき“う”尽(つ/づ)くし御膳/会席/弁当」   
   
 メインの、目玉の食材は次のようなもののうち、それぞれのお店の業種・業態に似つかわしいもので、かつ、旬・味わいなど考慮して誇れるものを選ばれたし:   
   
  ウニ(赤ウニ)、ウマヅラハギ、ウシ(牛肉)、ウマ(馬肉)、ウサギ・・・また、“何とかの旨煮”と称するものなど・・・。  
   
 それ以外には、脇役などとして次のようなものもあるよ:   
   
  ウルメイワシ、うるか、ウグイ・・・。   
   
 サイドディッシュ・多種多様な彩りとして、あるいは口直し、デザートとして、次のようなものもあるよ:   
   
  卯の花(小鉢の料理などのベースとして)、梅きゅう(ウメとウリで“う”のダブル)、ウリ系ではさらにカボチャやスイカ、さらにまた、ウド(季節的に山ウドでなく地下栽培ウドなど)、うずら玉子、うずら豆・うぐいす豆の煮豆、また、夏場向けにはあらかじめ冷凍などにて確保が必要ながら「ウコギご飯」、ういろう・・・。   
   
 「“う”尽くし10品セット」などと銘打ちたい場合の、「あと一品、何とかならないかなあ」というときのためには、飲み物としてはウーロン茶、ウーロンハイ、ウィスキーもある。単なるご飯についても「これは“うるち米”でして」と言って客を納得させる術もある。   
   
   
   
 以上のうち、「ベト全」以外の話、つまり「“う”尽くし御膳」などの話は架空のものである。   
   

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クラシカルな某

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