2012-02

Latest Entries

雑記

   
 「今夜あたりはあれを聴いてもよいかな」と思い浮かべるCDなどありながらも、ついつい外で飲んでしまうのは何故なのか・・・音楽鑑賞と代替可能な、「気持ちの入れ替え作業」「心のリフレッシング作用」の性格を帯びた時間を得るためであろうか。   
   
 選ぶべき居酒屋は、個人経営のところで、なおかつ規模は小さめがよいと思っている。主な理由としては、それぞれの店が持つ「固有の雰囲気」が楽しみだからである。しかしまた、こんな理由もある・・・「メニューにある“月見とろろ”だけど、玉子ナシでいただきたい」などという注文が気兼ねなく出来たりするし。チェーン店ではこの種のイレギュラーな注文をフロアスタッフが厨房に伝えるには余計な手間が生じるであろうし、店によってはこちらの注文を元気いっぱい大声で復唱したりしそうだから「黙ってメニュー表にあるとおりに注文しておこう」ということになってしまい、そして、たまに不本意な思いをすることも起こる(「ああ、カツオたたきにはドレッシングをかけないでくれと言うべきだったな」とか)。   
   
 以前にはごくたまにしか行かなかった或る居酒屋に、最近はよく行くようになった。どうも筆者の周囲には長い距離を歩きたがらない人が多いのだが、やはりそのような相手と飲みに出るのにその居酒屋をまた選んで以来、ひとりで飲みに行くにもその店に向かうことが多くなってしまった。何となく「くたびれた客」がほどほどいるのも、こちらを不思議に落ち着かせる(笑)。   
   
 居酒屋で何を喋るのか。硬軟とりまぜ、ありとあらゆることだなあ。たとえば・・・。   
 つい先日の話題は「デンスケ賭博とは何か」、「アブラハムとイサク」、「かつての、某飲料メーカー社長による“クマソ”発言と、文化を手にし誇ることとの間に、我々は如何なる問題点を見てとることが出来るか」など。(あの発言を相手がまったく知らないと言ったから驚いたが、なるほど歳月の経つのは早いもので、若い人が知らないのは当然なのだなあ。)   
   
 そんな話をしているうち、隣のテーブルにいた主婦グループとも話が始まって、「どうすれば旦那がきちんとゴミの分別をするようになるか」という話題になった。   
 どうもなあ、環境・ゴミ・リサイクル問題について女性と話すときにはこちらは構えてしまう。以前、職場のママさん社員から「(昼食で)蕎麦屋さんに行くのならマイ箸を持参すればよいのに」と諭されたことがあるし。また、最近ではやはり或る女性から「(あの津波の)被災地では空き缶やペットボトルなどのゴミの分別もきちんと出来ていないのではないか」と、憂慮を超えて非難と感じられる言葉を聞かされたし(ゴミに含まれるうる放射性物質を考えての話ではなかった)・・・あのような事態があった後のゴミ分別の問題については「そんなこと、対応不可能なケースも多かろうし、しょうがないじゃん。以上、おわり」というのが筆者の感覚なのだが、世の中にはそのようにやすやすと妥協・許容しかねる人たちもいるようで・・・。   
   
 で、被災地ではない地における、そして職場でなく私生活・家庭生活でのゴミ分別の問題であるが、男である筆者にとって分別はちっとも苦ではないのだけどなあ。そりゃ、いろんなゴミがごちゃまぜになっているのを「さあ、これを分別せよ」というのであれば憂鬱だろうけど、「どういうゴミはどのゴミ箱に捨てる」等のルールを覚えて日常実行することはちっとも苦でない。   
   
 「ちゃんとゴミ分別ルールを承知しているか」と問われてそれを答えると感心されたが、しかし、そこで話は終わらないものだ・・・いや、終わらせないのだ。   
 複数の土地に暮らしたことのない人は「自分が生まれ住んだ土地のゴミ分別ルール」が日本共通のルールであり、絶対のものだと確信している。しかし・・・。   
 A地では「可燃ゴミ」と「不燃ゴミ」という区分がある。より適当に言うならば「燃やしてさしつかえないゴミ」と「燃え残りカスに問題があったり、燃やすのが適当でないゴミ」ということになろうか(「燃やしてさしつかえない」かどうかの基準には先入観・誤解も交じっていたりするが)。その地ではたとえばアルミホイルやラップ、ストロー、歯ブラシ、プラスチック洗面器などなどは「不燃ゴミ」として出すことになっている。そういう分別をする土地がありながら、他方でB地にあっては以上のようなゴミはどれも「可燃ゴミ」で出してよいことになっている・・・生ゴミなどなどと一緒くたでよいという便利さ!   
   
 「“不燃ゴミ”という区分は初めて聞くし、分かりにくい」と主婦のひとりは言った。しかし、実は便利なのだ。たとえば缶詰の空き缶などは、油っぽくても洗浄をして(溶解リサイクルされるであろうところの)資源ゴミとせよというのがA地のルールなのだが、それを面倒と感じる場合は洗いもせずに新聞紙か広告チラシに包んでそのゴミが何であるかが袋の外からは分からないようにし、「不燃ゴミ」に紛れ込ませてしまうという便利ワザがまかりとおる(また、「不燃ゴミ」中に紙など若干の「可燃ゴミ」が混入しても何も言われずゴミ収集される)。さらに、パソコンでもノート型のものだと、分解し、ディスプレイや外装、基盤などを何度かに分けて「不燃ゴミ」に混ぜて捨てるという人もいる(こうすると、1回1回のゴミは、もはやパソコンでなく「パソコン部品」と見なすのが自然でもある。なお、誓って言うが、筆者はパソコンをそのようにして捨てたことはない)。   
 また、ウィスキーやワインなどの空き瓶を色分けしてまでゴミ出しさせる地がある一方、色分けまでは求めない地もある。   
 さあ、そんな話をしたあと、次のように話したら主婦のひとりが呆れた顔をした・・・。   
   
 「スーパーなどで肉や魚を買うと付いてくるトレー・・・あれ、汚れがひどいものを除いては水洗いして資源ゴミみたくリサイクルに回すことになってるでしょ? わりときれいなトレーも、汚れのひどいものに重ねて汚すとか、全部にマヨネーズを付けてしまうとかすれば、もうどれもこれも全部リサイクルせずに捨てられる。それが楽だと思うんだよね」   
   
 「だから男の人はゴミの分別がダメなのよ」との言葉をいただいた・・・当然だ、しかし、こういうのもまた居酒屋での会話というものではあるまいか。   
   

«  | HOME |  »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

クラシカルな某

クラシカルな某

クラシック音楽好きです。