2011-07

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セルの伝記



   
 先ごろ出版されたセルの伝記本。   
 今週末あたりから、あるいは夏休みに入ったところで読み始めようかと思っていたが、少しだけ読んでみた。読みやすい英語で書かれている。実質的な本文は約250ページ(写真ばかりのページも除いて)だが、普段から英文に触れている人であればそれほど難なく読み終えることが出来そうに思える。   
   
 ずいぶん前に発行された或る本においては、セルという姓について、もともとはシュレジンジャーであったのをセルに改めたのだ(父親が?)という説が紹介されていたけれども、今回のこの新しい伝記ではそのようには書かれていない。セル一家がウィーンに移ったとき、父親は仕事/ビジネスを進めていくうえの都合からカトリックに改宗し、また、セルという姓の末尾の“L”がもともとひとつであったのをもうひとつ“L”を加えて2つにしたと説明されている・・・そうすることで上流階級・貴族階級を連想させるから。同時に家族全員、姓名の「名」のほうも改められたという。   
   
 ま、内容をいちいち紹介している時間は無い。それが行き過ぎれば著作権・翻訳権の問題も生じうるし・・・ただ、そういう問題が生じなさそうな範囲で、興味深いと思えた点ほか、何かあればこのブログに書くかも知れない。   
   
 セルが1915年に作曲した "Variations on an Original Theme" ( "Variationen uber ein eigenes Thema" ) はボツシュタイン指揮のCDで聴いて魅力的な音楽だと感じたけれども、この作品はR.シュトラウス、ニキシュ、ワインガルトナー、フルトヴェングラーらも振ったことがあるのだなあ(本書11ページから12ページにかけて、そのように書かれている)。   
   
 40ページまで読んだところだが、幼少時のセルの才能発揮の様子であるとか、R.シュトラウスからどのように才を買われていたか等、これまで筆者が知っていたことについてそれをもう少し膨らませてくれそうな内容と感じられた。   
   
 今回はとりあえずこれだけ・・・。   
   

雑記

   
 或る食堂で昼食をとったとき、メインの「おかず」のほかにちょこちょこしたものも付いていたが、3分の1くらいに切ったトウモロコシもあった。それに手をつけずにいたら同席した人から「食べないんですか? もしかして放射性物質でも心配してるんですか?」と訊かれた。   
   
 茹でられているし、これっぽっちの量で放射性物質を心配しても仕方あるまい。筆者の感覚では、トウモロコシというものは子供の食べ物であり、また、仮に大人が食べる場合には家庭内に限るもので、外で人前で食べるものではないのだ(「え? ホンマかいな」と思う人が大半だろうけど、しかし、こういう感覚の人は筆者のほかにもいるに違いないと信じている)。   
 というわけで、たまにトウモロコシが付いてくるとき、それには決して手をつけない。   
 食べ終わったあとの芯を見られても恥ずかしくないよう、ちゃんと上手に食べられるさ。それでも、誰であれトウモロコシを食べる姿というものは美しくないと思っている。納豆も、あれをかき混ぜる姿、そしてたっぷり糸をひく状態になった納豆を口に運ぶ姿は「どうにもなあ」と思え、家で食べる場合はほんのちょっとかき混ぜるだけだし、ホテルの朝食などに納豆が付いてくる場合は決してかき混ぜない・・・箸で十字を切るようにして4分割くらいにして、そのそれぞれを糸を引かぬように注意しながら箸で持ち上げて口に運ぶ(納豆の健康効果を十分に享受するためにはよくかき混ぜるのがよろしいそうだが)。   
   
 ところで、食材・食品に含まれうる放射性物質を筆者は心配していないのか?   
 実は、あまり心配していない。と言うよりも、心配しようにも「どうしようもない、安全な食生活の確信など持てない」という、そんな気持ち。   
 昔、ダイオキシンが問題になったときも「ダイオキシン汚染の野菜と、残留農薬と、どちらが問題なんだろうね」と思ったことがある。今だって、魚・貝・肉・野菜・果物などについて、成長促進剤、投与抗生物質、残留農薬、狂牛病のようなもの、特に内臓に含まれやすいであろう重金属、そして目下のところ誰もが不安を持っている放射性物質など、はて一体どれをいちばん警戒すべきなのかと、自分では結論づけられないでいる。   
 筆者のように肉よりも魚を好む者にとっては、それぞれの魚たちはどの海域をどう回遊しているのかなど気に掛からぬではないが、この問題だって筆者個人がヤキモキしても仕方ないしなあ。   
   
 ・・・「大雑把に生きているんですね」と言われれば、そう認めざるをえまい。   
   

注解「こんにゃく物語集」

   
 このブログに5年ほど前に書いたものを少し手直しして再掲(文法的なことも含めておかしな個所もあるだろうけど、ま・・・):   
   
   
 これも今は昔、唐土(もろこし)も天竺(てんじく)も遥かに超ゆる西の地に「へ理屈を愛(め)でる僧、バトル爺(じい)」といふ者ありけり。生まれし家は富みて金貸しなどせしが、この者、音曲などに才ありて「真夏乃夜乃夢」なる管絃の音曲も書き残しをり。   
   
 (注)「へ理屈を・・・」の名前は、どうやら作曲家メンデルスゾーン、すなわち「フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ」の名前が訛(なま)って日本に伝えられたと考えられる。   
   
   
 時うつろひて、これも西の地に「真新(まあら)」と呼ばれし者ありけり。思へらく、書きし音曲のはなはだ新(あらた)しきばかりがゆえに人々「こは、まことに新し」と言ひ合ひしうちに、後ざまには「真新」と呼びたるらむ。   
 バトル爺の音曲「真夏乃夜乃夢」の奏されるを聴くことありて、そのうちの「祝言の儀に際して歩を進む」なる音曲に目を輝かせしが、そのはじめの調べをいぢることを思ひ立てり。真新、「かくてこの調べ、祝言の儀のものとならず。弔ひ葬送の調べを見つけたり」と言へり。   
 真新、この葬送の調べを気に入りしが、第五交響曲のはじめにも置けり。   
   
 時、さらにうつろひて真新も死してのち、第五交響曲を聴きし男、「こはバトル爺の調べをいぢりしものか。真新殿の御霊に尋ねたし」と思ひ立てり。   
   
 いよいよ墓参するに、にはかに空かき曇り、風あやしく吹けり。   
 姿は見えねど歌詠む声の聞こえたり。   
 「あしひきの 山どりの尾の しだり尾の 長き調べの 謎な調べそ」   
   
 (現代語訳および注)「(わたしの作曲した第5交響曲は長大な作品であるが、その)長い音楽に潜む謎を調べてはいけない」 2つの「調べ」という語を異なる意味で用いている点に工夫があるほか、歌の後半で「な」の音を多用することにより調子を整えている。   
   
 男、をののきて後ずさりするも、返しせむとて詠める、   
 「あしひきの 山かけ蕎麦に 舌つづみ つゆも思はじ 謎解かむとは」   
   
 (現代語訳および注)「山かけ蕎麦は美味しいですね、その山かけ蕎麦の“つゆ”ではありませんが、あなたの音楽に潜んでいるかも知れない謎を解き明かそうなどとは、つゆほども思ったりしません」 恐ろしさに負けず返歌を詠んだことには感心するが、しかし、食いしん坊であることが丸見えなのが情けない。   
   

「ま、いっか」・・・真イカ 、ジャマイカ

   
 「ま、いっか」と言えば「元禄花見踊り」( by 原田某 )であるが・・・うむ、これについて書いている時間は無い。   
   
 真イカすなわちスルメイカが美味い。   
   
 下の左のはジャマイカのラム。これを用いてカクテルを作るのもよいが、そのまま常温のストレートで、あるいはロックで楽しむのもよい。   
   


中途半端はよくない。だから菅さん、しっかり やり遂げて

   
 上のタイトルの真意はこういうことだ: 菅総理大臣には、中断したままの「お遍路」の続きを始めて、そして、札所めぐりをやり遂げていただきたい。   
   
 そのためにも退陣は早いほうが良い、善は急げだ。   
   

食生活と放射性物質/キュウリ夫人に聞く

   
 キュウリ(胡瓜)の研究にかけてはノーベル賞級の実績を有すると讃えられるキュウリ夫人に、一般主婦のAさんがインタビューした・・・。   
   
   
Aさん: はじめまして。今日は、放射性物質を避けるために食生活上で注意すべきこと、工夫すべきことなどについて伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。   
   
キュウリ夫人: こちらこそよろしくお願いします。その、食生活上で注意すべきことですが、わたしとしましては、「何を食べてはいけない」みたいなことをいたずらに言うことは関係方面にご迷惑がかかる場合もありますでしょうから控えさせていただきます。また、「こういう食生活をすれば絶対に大丈夫」という保証も出来ませんことをあらかじめ申し添えさせていただきます。   
   
Aさん: はい、わかりました。最初に、長くご研究を続けていらっしゃるキュウリについてですが、これを食べると放射性物質を排出するのに役立つなどのことはありますか?   
   
キュウリ夫人: さあ、どうでしょう。ただ、あまりに単純な食べ方ですが、キュウリに味噌をつけて食べる人がいますよね。味噌は放射性物質を排出するのに良いと言われています。キュウリに限らず野菜類はしっかり水洗いすることは心していただきたいですが。   
   
Aさん: 味噌ですか。それでは味噌汁なども?   
   
キュウリ夫人: 味噌汁を口にするという伝統的な日本食の習慣はおそらく効果的ではないでしょうか。ヨウ素131の排出を促すのにコンブが良いとはよく言われていますが、味噌汁の具にコンブはちょっと・・・コンブはコンブで別の食べ方がいろいろありますから工夫しながら摂っていただくとして、ワカメを具にした味噌汁は良さそうですね。あの、海草などを極端にたくさん食べ続けるとかは甲状腺に悪影響を与える場合も無くはないですし、また、甲状腺の病気を患っている方などは海草の摂取量には注意したいものと思います。   
   
Aさん: 「とろろコンブ」などはどうでしょう?   
   
キュウリ夫人: きっと良いでしょうね。和食があまり好みでなくてコンブも苦手という方でも、たとえばワカメを用いたサラダなどはアレンジの仕方ではそれほど抵抗なく食べることも出来るのではないでしょうか。   
   
Aさん: 「びっくらコンブ」はどうでしょう?   
   
キュウリ夫人: あの、それは知りません。   
   
Aさん: お魚の味噌焼きなども良いでしょうか?   
   
キュウリ夫人: 悪いわけはないと思います。魚については、うろこ、皮、えら、内臓などを食べないよう心がけることも意味あることかと思います。ところで、Aさんは専業主婦をなさっていますか?   
   
Aさん: はい、鮮魚主婦です・・・魚が好きですから。魚の内臓と言えば、イワシやサンマを焼いたときに内臓もけっこう食べますが。   
   
キュウリ夫人: わたしも食べていましたが、これからはちょっと・・・と思っています。また、ストロンチウムなどの場合は骨に蓄積されるとも聞きます。   
   
Aさん: 切り身の魚を選ぶことが増えそうですが。   
   
キュウリ夫人: そのように「食べるもの」を絞る、限定するというのは、食生活が寂しくなりそうで・・・わたしはあまり賛成ではありません。放射性物質で汚染されていないもの、あるいは汚染度の低そうなものを選ぶ、よく洗う、「こういう部分は食べないに越したことはない」という部分は食べないでおくみたいな、そんなふうにしたいと思っています。   
   
   
 ・・・以上、「何なんだよ、これは」みたいなブログ記事になってしまったが。   
   
 なお、上に「正しくない情報・知識」が含まれているかも知れないので、ちゃんとしたことはそれぞれの関心に応じて自身でお調べいただきたい。   
   

ピエール・フル煮え



   
 冗談に「フル煮え」と字をあててみても、フルニエの演奏ぶりとはあまりにミスマッチである。   
 しかし、シェルヘンとの共演ライヴで聴けるドヴォルザーク/チェロ協奏曲での演奏は、わりと熱い。ま、それでも「フル煮え」状態には至ってなさそうだけど、そこが良い。   
   
 セル・ファンの筆者としては、ドヴォコン演奏のひとつの理想像は(あまりにも有名な)フルニエ/セル/BPOのレコーディングである。セルにはまたカザルスとの大昔のレコーディングも残っていてこれもまた良いが・・・。さらにまたロストロポーヴィチとのライヴも残ってはいるが、聴いていてどこか疲れるし、どうもこのチェリストの演奏が好きになれないということもあって長らく聴いていない。   
   
   
・・・・・・・・・・・・・・・・・・   
   
   
 下のは缶入りカクテル飲料。冷やしてグラスに注ぐだけで(氷を入れれば尚よろしい)楽しめるのが便利だ・・・しかし、ソルティードッグについてはもう「ひと手間」が欲しいわけだが(笑)   
   


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